ブルーバックヘリング ダブルプロップ Blueback Herring Double Prop / ライブターゲット Livetarget

スイッシャーダブルプロップトップウォーターライブターゲット Live Target

 

今日のゲストは2011年の新製品として発売されたブルーヘリングのダブルスイッシャー、その名もダブルプロップ。

 

シャッドシェイプ・デカめペラ・ぎらりんこボディと、のんだくれの好きな三大要素が詰まったカナディアンです。

 

 

コイツもICASTショーで出会って一目惚れ。

 

元々コットンコーデルのクレイジーシャッド系縦扁平スイッシャーを探してたところにこーんなドンピシャなのが現れたんですから惚れるのも至極当然の成り行き。

 

特に近年アメリカンブランド各社からこれといったダブルスイッシャーが発売されてなかったのも影響してますね。

 

 

 

バグリーのスピナーシャッドで大爆釣したことのあるのんだくれにはこのシェイプは目の毒以外のナニモノでもありません。

 

こんなオサカナが水面でジュワジュワしてたらバスにバイトされる前にのんだくれの方がラッシュしちゃいます。

 

マーケティングマネージャーのケリー曰く、ヘッド部分がゴールドにカラーリングされてるのは、サブサーフェスに潜った時にルアーの視認性を確保するためだそうな。

 

こういう細かい配慮は使う側にとっては嬉しいですよね。

 

 

 

このボディシェイプとボリュームは明らかに反則です。

 

そうそう、ブルーバックヘリング自体、日本にいないオサカナなので少しだけノー書きタレておきましょう。

 

ブルーバックヘリングとは主にアメリカ東海岸に棲むニシン科のオサカナで、アルワイフとともにシャッドとひとくくりにされてることが多く、バスやウォールアイなどのプレデターにとっては格好のベイトフィッシュ。

 

最近は国産ルアーでもブルーバックヘリングなんてカラーを出してきてますね。

 

このルアーの面白いトコロは、ダブルスイッシャーを設計している過程でブルーバックヘリングのボディにしちゃえ! というものではなく、まず最初にブルーバックヘリングのボディありきで、そのシェイプからどんなルアーが出来るかという、他のメーカーとは逆の順序で開発されているところです。

 

これは超ナチュラルフォームを基本コンセプトとするライブターゲット/コッパースのルアー全部に共通する事なんですが、まずは外見から入るのんだくれにとっては琴線に触れるどころか弾かれまくりでございます。

 

 


 

コイツの最大の特徴はこのペラです。

 

コットンコーデルのルアーに使われているような薄い打ち抜きペラではなく、しっかりとした厚みを持つオーバル形状のペラを採用しています。

 

ペラにしっかりとブランドロゴが刻まれてるあたり、往年のリップシャッドのペラが大好きなのんだくれとしては見逃せないポイントです。

 

気になるそのサウンドはまさに下腹に響くような低いジュポッ!な音。

 

タダ巻きでは耳障りなショワショワ音を発してくれます。

 

ボディサイズ的にちょっと大きめのペラを使っているのが分かる気がします。

 

 


 

又、ルアーの機能的にはなんら意味を成さないと思われるヒレやエラの造形も萌えポイント。

 

のんだくれの様なヲタをしっかりと狙い撃ちしてるってのが良く分かります。

 

まあこの辺はあれですね、アングラーにコンフィデンスというか、ヤル気を持たせるという意味合いの方が強いんじゃないかと。

 

 

 

しっかりとスケールパターンが刻まれたボディは表面が凹凸になってるのかと思いきや、意外にも厚めのコートでツルツルお肌になっています。

 

わざわざスケールの凸凹を消すなんて、何か理由が隠されてるんですかね?

 

ちなみにこのハラの中には中低音で響くラトル入り。

 

あまり大きな声では鳴きませんが、横方向だけでなく前後の挙動でも鳴くので、ラトル好きにはタマりません。

 

 


 

フックはオリザラと同じ2番サイズ?のラウンドベンドを採用。

 

ブラックニコーのせいかオラオラいくぜー!みたいなヤル気が漲ってます。

 

 

 

ネームは背ビレの後に、他のライブターゲットのルアー同様ブランド名だけプリントされてます。

 

前々回のショーだったかライブターゲットのスタッフに、なんでブランド名だけでルアーの名前を入れないの? と詰め寄った事があるんですが、『提案として聞いておくよ』と、ジェントルな答えで華麗にスルーされました😂

 

うるせージャップだと思われてたに違いありません。

 

 

 

ストップ&ゴー、タダ巻き、捕食音ショートジャークなど、各種メソッドに対応するルアーですが、扁平ボディゆえ首を一切振らないのでピンスポットでネチネチするには不向きです。

 

まだのんだくれも使い込むと言うほど投げてませんが、デビルスホースにラトルの音とボディサイドのフラッシングが欲しいなと思った時には使えるルアーではないかと。

 

 

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*2010年投稿時に頂いたコメントをそのまま転載しています

 

コメント

1. tei-g December 30, 2010 07:52
オリザラサイズのフラットサイドですか。デカ!っと一瞬思いましたが、そのサイズのボラがベイトになっている水路に最近行くので妄想をかき立てられました。
こりゃ蛙と一緒にオーダーかなと。
今回もずるいですよ(笑)

 

2. のんだくれ December 31, 2010 04:51
tei-gさん
そう言われてみると確かにボラサイズですね。
この間思いついたんですが、販売するしないに関わらず、ライブターゲットの全ルアーを千一夜の記事にしてやろうかと。(笑)

 

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