リップリンレッドフィン Ripplin Red Fin / コットンコーデル Cotton Cordell



ルアーの造型や泳ぎ以上にその広告コピーにも弱いのんだくれ。

特にアメリカの釣り雑誌にはシビれるコピー文がテンコ盛り状態。

なので出張のたびにアメリカの釣り雑誌をたっぷり買い込むのがのんだくれ流。

特に向こうには釣りに限らず古い紙モノをコレクションする文化があるので、ヴィンテージ雑誌も入手するのは非常に簡単。

もちろん日本にも紙モノコレクション文化はありますが、戦争で本土爆撃されてない強みで、コンディションの良いものがザクザク、しかも非常に安く出てます。

100年前のルアーのカタログとかでも割と簡単に見つかるという非常に羨ましい環境なのです。

今日はそんな雑誌広告にヤラれて買ってしまったリップリンレッドフィンのご紹介です。  


 


無数の雑誌広告を見て来た中で、のんだくれの記憶にしっかり残ってるのがこのリップリンレッドフィンの “Looks like movin’ ― when it’s sittin’ still !” という広告コピー。

“まだ動かしてないのに動いてるみたい!” という意味なんですが、コレが発売された85年当時はまだ英語が全然分からなかったので辞書を片手に必死に解読。

その意味を知った時、シンプルだけど全てを表す文章にビビッと電流が走っちゃいました。 

当然ルアーもソッコー買い。  

もうメーカーの思う壺、鴨ネギ状態です。




リップリンレッドフィンの特徴はこの左右非対称のウネウネボディ。

このボディがGフィニッシュの乱反射と相まって、まるで動いているように見える!とメーカーは説いているのですが、はっきり言ってのんだくれはそんな効果には期待していません。

のんだくれがシビれてる最大のポイントは、このボディ形状と容積。

ミノーでもなくシャッドでもなくクランクでもないという絶妙なボディが持つ強力な浮力は、トップ~サブサーフェスで使うとクイックなレスポンス、ヒラ打ち、フラッシングそして小さなスプラッシュを一気に、しかも簡単に引き出す事ができます。   

投げてみて初めて分かる、思わずニヤリ( ̄ー+ ̄) なパフォーマンスなのです。



お前はハニワか!と突っ込みたくなるようなルックスですが、実はこの目のペイントも水によって歪んで見える状態を模しているんです。

とはいえ、それはあくまでも人間の視線であって、おサカナからどう見えてるのかは永遠の謎。

 

 

でもまあ未だにコーデルの第一線ラインナップから落ちていない実力派のルアーですからね、この目も重要だということにしておきましょう。  

そう思って投げてる方が100万倍楽しいし、もしリップリンレッドフィンでデカいの釣った暁には『実はリップリンはあの目が効くんだぜ』と盛大なホラも吹けるじゃないですか。




コーデル家自慢のミノー、レッドフィンの名前を授かっていても、オリジナルのレッドフィンとは全くの別物なので、リップも一体成型ではなく差し込み式を採用。

実はオリジナルのレッドフィンはリップ一体成形ゆえに、とてもミノーとは思えない極厚でごっついリップ(その厚さなんと4.5mm!)を持っていました。

そんな無骨なリップなので、アクションのキレがイマイチという声も多く、リップを薄く削るなどカスタムしていたアングラーが多かったのも事実です。




実際タックルベリーなどの中古釣具店では、リップにモディファイを施したレッドフィンを時々見かけます。

そういう意味でもこのリップリンはアクションレスポンスの向上やプラ成形後の歪みを無くすという課題に取り組んでいたんでしょうね。

その甲斐あって、このリップリンはロッドアクションに機敏に反応するだけでなく、オリジナルレッドフィンとはまた違う強い水押しを手に入れているのです。




リップに刻まれたネームにもシビれますね。  

ちなみにリップルとは波紋のこと。 波紋のようにボディがうねってるという意味。

こういう風に状態を表す形容詞をルアーの名前にそのまま使うというのは国産のルアーではちょっと考えられませんね。

もしこのリップリンレッドフィンに邦題をつけるとしたら何になるんだろ?

波打ち赤ヒレ? それともウネウネ赤ヒレ?

いずれにしても絶対売れないことだけは間違いないな (T_T)




フックは交換してあるのでオリジナルはコレじゃないです。

標準装備のフックはコーデルお約束のショートシャンクラウンドベンドです。

このフックに変えたのは、バイトが連発するもバスを乗せられなかった事が多発したので、もしかしたらショートバイトが多いルアーなのかなーと思ったから。

でもフックを変えてもその後劇的に釣果が変わった訳ではないので、要するにのんだくれの腕の問題だったんでしょう。涙




使い方は超シンプル。

水面でのロングポーズの後、ショートジャークでバブルを巻き込みながらダイブさせて浮かせてまたポーズ… の繰り返しか、強い浮力を生かしたスローな水面直下トロトロ巻き。

大きめのリップがしっかり水を掴んで攪拌してくれるのが良いのか、バスの反応がすこぶるイイんです。 

そういう意味では、このリップリンは、外見こそミノーの形をしてますが、完全にシャロークランクですね。

これからの季節にガンガン活躍してくれるアイテムなので、持ってない方は是非。

ちなみにこのリップリンレッドフィン、その後一旦販売休止となりましたが、何年か前に新色を引っ提げて再登場しました。 

最近のプラドコはフラポッパー2.0といい、レーベルジャンピンミノーといい、オールドスクールと呼ばれるルアーたちに新しいドレスを与えて再デビューさせるなど、おっさんアングラーには嬉しい展開を見せてくれてるので目が離せませんね。




%d人のブロガーが「いいね」をつけました。