過去記事を読んだことがある方はもうご存知だと思いますが、のんだくればバスプロショップスのプライベートブランド、XPS (Extreme Performance Series) が大好物です。
パチ風味満点な外見でゴミレベルのモノが多い中、たまに激釣れなルアーも潜んでたりして、違う意味でのワクワク感がタマりません。
そんなギャンブル感満載のXPSシリーズは全員にお勧めできるものではありませんが、今日紹介するルアーは諸手を挙げてプッシュできる優等生。
ラトルトラップが進化したらこうなるんじゃないかと思わせてくれたノッカーシャッドです。
ノッカーシャッドとは
ノッカーシャッドは XPSのバイブレーション担当として2007年?に登場しました。
この時、既にXPSのラインナップの中にはラトルシャッドというリップレスクランクがラインナップしていましたが、ラトルシャッドは ”今風” のシェイプなので、クラシックなトラップスタイルを求めるアングラー向けに作られたのではないかと勝手に想像しています。
ノッカーシャッドのサイズ・重さ
ノッカーシャッドのサイズは、105ミリ、1オンス (実測31g)。
リップレスクランクとしてはフルサイズの大きさですね。
のんだくれはスーパートラップを始めとしたデカバイブが大好きなので見た瞬間にソッコーでバイト。
画像だとサイズ感はわかりにくいのですが、実物ではなかなかの迫力なのです。
カタログでは3/4ozの弟サイズも存在しているはずなのですが、店頭では一度も見たことがありません。
でもイイんです。
この大きさに惹かれたので、弟の方は眼中にありませんから😁
ノッカーシャッドの特徴
どこにでもあるトラップタイプのルアーなので特徴なんて有ってないようなもの… と思いがちですが、ちゃんと主張するところもあります。
それがこのヘッド部分に設けられたディンプル。
BPSはこの凹みをスクープドヘッド Scooped Head と命名し、”Extra Action” を謳っていますが効果はどうなんでしょうねw
しかしそれよりも注目すべきは、このルアーのラトルシステム。
ヘッド部に大型の可動メインウェイトを携え、ボディには大量のスチールとグラスラトルを擁するマルチラトルシステムが奏でるサウンドは、ガコガコとジャラジャラとサラサラの三重奏で騒々しいことこの上なし。
そのノッカーシャッドという名前に偽りはなく、その音はアングラーから結構離れていても聴こえてくるほど。
大きなボディがアンプの役割を果たして音を共鳴増幅していると思われますが、こういう米的なパワープレイに弱いんですよね、のんだくれは😂
ノッカーシャッドのアクション
ノッカーシャッドのアクションは普通のタイトバイブレーションです。
サイズの割にはアクションの立ち上がりが早いかな?とが思いますが、ぶっちゃけ可もなく不可もなくw
しかしこのルアーはアクションよりも浮力設定が素晴らしいのです。
沈下スピード的にはスローシンキングになるのですが、この通りボトムでしっかり立つのでリフト&フォールが非常にやりやすい。
昔フローティングトラップのアゴに鉛を貼ったデッドスローシンキングモデルでイイ思いをしたことがありますが、チューンの手間を掛けなくてもそれが手に入るんです。
この浮力設定はボトムタップでリップレスクランクを使うアングラーにとって大きなアドバンテージになるのは間違い無いでしょう。
ノッカーシャッドの使い方
そんなノッカーシャッドの使い方は基本的にリフト&フォールがメイン。
リトリーブでも釣れるとは思いますが、巻きには巻きに長けたリップレスクランクがあるのでリトリーブで釣りたい場合はそっちに任せます。
ボトムとラインの角度が大きく確保できる距離に投げたらあとはひたすら跳ね上げて沈めての繰り返し。
早いスピードでジャラッ!と跳ね上げたらスローにフワーっとフォールさせるという、緩急つけた動きでバスを誘います。
バイトのほとんどは着底直後に出るので集中力を要しますが、なぜかコイにも人気があるので4.99ドルのルアーとは思えないほど楽しませてくれます。
これがXPSのイイところなんですよねー
ハズレも多いけれど、当たれば一軍間違いなし!的な面白いルアーを探しているアングラーの心を射抜いてくれちゃいます。
フックは#2が標準
フックはブラックニッケルの#2が装備されていますが、ボトムコンタクトメインで使うので実釣版ではショートシャンクトレブルかダブルフックに交換しています。
近年のXPSのフックは見た目が随分マシになりましたが、クオリティ的にはまだまだで割と簡単に折れたり曲がったりしますw
なのでパケ出しのまま使うのは自殺行為だと肝に銘じるべき😂
ノッカーシャッドのチューニング・改造
価格の安いXPSはチューニングや改造の元ネタにももってこいです。
特にこのノッカーシャッドは腹に穴を開けてラトル量を調節すればフローティングにもサスペンドにもなるのでモディファイ派には最強のオカズ。
キャスト切れでサヨナラしてしまいましたが、ジャストサスペンドに調整したノッカーシャッドで派手なリッピング&ポーズで楽しい思いをさせてもらいました(釣れたとは言ってませんからねw)
このサイズのフローティングは本家ビルルイスにも無いので、浮きデカバイブ好きなら試す価値アリアリですぞ。
おわりに
XPSは日本国内ではほぼ出回ってないので、入手するには個人輸入か米国在住者に頼んで送ってもらうしかありませんが、時にはこういうギャンブルをしてみるのもルアーの楽しみ方の一つではないかと。
その賭けに負けてものんだくれは関知しませんけどね😂