バスラブ Bass Love / リョービ Ryobi
またまた出ましたリョービのバスラブ。
今度のヤツはなんとも形容し難いナチュラルプリントがシビれるシャローランニングモデルです。
ちべたい焼酎をカラコロしながらヤフオク見てたら指が勝手に動きだすという超常現象が起きて、のんだくれの手元にやって来ました。
バスラブは見た目のダサさが可愛いのでオークション相場は総じて高値推移しています。
それと少年時代を思い出してコンプリートを目指してる人も大勢いるんでしょうね。
しかーし!
コレはラインアイの塗装バリも取れていない完全未使用品なのに、ラッキーな事に誰も競合相手がおらず、なんと開始値のまま300円で終了。
多分バスラブ好きに発見されなかったからだと思うけど、こういうこともあるからオークションってやめられないんですよね。
そんな酒飲みの戯言はさておき、今回このバスラブをピックアップしたのには、ワケがあります。
実はこのバスラブにはボディ形状が同じなのにラトルが腹の中を暴れ回る遊動式のカラカララトル版とハラの底でしっかり落ち着いて低音を発するコトコト版があって、外観だけではどっちがどっちなのか見分けが付かないんです。
コイツは遊動式のカラカラ版なんだけど、今回はその辺の見分け方を皆さんにご教授願おうという魂胆なんです。
なにしろリョービのオールドは担当外なので…
ま、見分け方はともかく、このキモいナチュラルプリントはさすがリョービ!と言いたくなりますね。
センスがイイんだか悪いんだか、使う側も判断しかねるという絶妙なラインを突いてるところにクラクラします。
それぞれ違うスタンプを使っているので左右で微妙に違いがあるのもヲタ的には萌えポイントですね。
サイゼリヤの間違い探しよりも楽しめたりします。
コイツのリップにはあのリョービロゴは入ってません。
もしかしたらコレがラトルの違いを示すのかと思いきや、ロゴあり版でもカラカララトルを孕んでるヤツもいたりして、ホントよーわからんのです。
余談ですが、近年のSNSの普及によりこのバスラブも日本のみならず海外のヴィンテージクランクコレクターの収集対象として評価を上げつつあります。
ほんの10年前では考えられませんでしたが、Facebookのグループでも頻繁に登場するし、”これを探してるんだが”と画像付きでメッセージが来ることも。
それを思うと今はコレクションは楽になりましたね。
自分の足を使わなくても指先ひとつで世界中からお目当てのルアーが届いちゃうんですから。
もちろんそれなりの対価は必要ですが、出会いは全て運任せだった90年代が石器時代のようにも感じられます。
でもいくらネットが発達しても、ロードサイドの古いアンティークショップやヤードセールを巡ってルアーを探すあのワクワクは特別なものがありますからね、コロナが収まったらまた行きたいなぁ
話がヲタ方面まっしぐらになってしまったのでちょっと軌道修正しましょう。
このバスラブは当時のクランクベイトとしては非常に完成度が高く、確実にバスを連れてくる実力者でもありました。
カラカラとよく響くラトルはもちろん、アクションレスポンス、浮力などなど、今でも十分戦える実力を持ったクランクベイトです。
その中でも、リトリーブを止めるとボディをゆらゆらと揺らしながらまるでバルサのように急浮上する動き(動画 00:30〜)は、初夏のカバー周りでバイトを誘発するキラーアクション。
もしあの頃にこの動きの破壊力を知ってたら、釣れない時のエロ本探しなんてやらなくても済んだのになぁ… などとくだらん事を妄想しながら飲む酒がこれまた旨いんですよねー
ハラはエイトリング、ケツはヒートンというバスラブ定番のリグ。
オキニの酒をチビチビやりながら、こういう部分をニヤニヤ眺めるのがのんだくれの至福の時なのだ。
そう言えば随分前にルアーコレクションをテーマにしたバーをやらないかと話を持ちかけられた事がありました。
その時は仕事が忙しくなり始めた時期だったので断っちゃったけど、もしアレが実現したら面白いことになってただろうなー
てか今からでも遅くない???笑
未だ実戦投入してないし、今後投入する予定も無いので専らのシゴトはのんだくれの酌のお供。
でも焼酎の味をさらに昇華させるためにも、誰かカラカラとコトコトの見分け方を教えてくださいませませ。
追記:
国産少年ルワーに関してはぶっちぎりの目を持っているあの方から情報をいただきました。
キモい事を書きますw
この個体はリョービ販売物の正規品では無いと思います。BYカラーに近いんですが、背中が黒バックじゃないのと、BASS LOVEネームが無い点、リップのRYOBIモールドが消されている点等で考察しました。ラトルに関しても収集して感じる事があるんですが文字数不足で書けません´д` ;— カープヒロシマ (@carphiroshima_v) November 30, 2020
ちょっと寒気すら感じる狂気のタレコミですが、のんだくれはこれを読んでただただ感心するばかり。
やっぱり蛇の道はナントカで、極めてる人には敵わないですよね ((;゚Д゚))
コメント
2. 広告屋 August 12, 2007 14:03
これってあまり動かなかった記憶があるんやけど、どうでしたっけ?
昔へたくそなレーベルっぽいカラーにやられて買ったものの、使ってみてああ残念って感じで人にあげてしまった。
今なら1個ほしいかも。
3. 通りすがりバサー August 12, 2007 17:41
見分け方はないと思いますよ。
何せ当時のルアーは「形がルアーしてればOK」な製品ばかりですから。
また時代背景的にも内部構造より外見(見た目や塗装など)に力を入れていた時代。
カラカラとコトコトを明確に区別していたとは思えません。
クランクベイトに限らずルアーがシステム化されていくのは、コイツが出てから10ウン年か後の事。
波動や水流云々に至っては、さらにもう数年の時を待たねばなりません。
バスラブにも大きさは三種類あるけど、とてもシステム化を狙ったといえる代物ではないですよね。
本来の大きさのラトルボールが無くなったから代わりに小さいのでも入れておけ、
といった程度の違いじゃないでしょうか。(リップもね)
今となってはその小さな違いが気になって気になって仕方がないのですが。(笑)
4. 釣りキチ万博 August 12, 2007 23:35
リョービ版「ビックO」ですね
プリント処理がレーベルっぽくも
ありますが
ラインアイに付いているバリが
時代を感じさせますね
6. のんだくれ August 13, 2007 11:37
広告屋さん、まいどです。
持っていないと欲しくなる… の地獄のループですね。(笑)
のんだくれはそのループから少しでも抜け出すべく、ヤフオクで浄化中。
7. のんだくれ August 13, 2007 11:39
通りすがりさん、おひさです。
やっぱり見分け方はないか・・・
ま、それが80年代ルアーのいい所といえばいい所なんだけどなー。
数多くサンプルを集めて、少なくとも傾向ぐらいは出してみますわ。
あー 気になる―・・・
8. のんだくれ August 13, 2007 11:41
釣りキチさん、こんちは。
ラインアイのバリは未使用の証明みたいなとこがあるので、使いたくても使えないというジレンマで苦しんでます。(笑)
同じスペアを入手しない限りラトル音がどんなカンジで響くのかも分かんないっす。(笑)
9. ししまる August 13, 2007 12:16
驚!こりゃまたスゲーカラーですね。
ってか、パッと見は『ウィーR』そのままだ~(笑
うーむ、リョービ恐るべし…
10. 80’s Bassing August 14, 2007 10:57
特濃っすね!!(笑
ビッグヘッド並にラトルの違いがあるとは・・
知らなかった。。
12. 広告屋 January 13, 2008 00:32
地獄のループにはまってるなあ。
最近やけにバスラブラブですよ(笑
気が付けば10個近くになってしまっている・・・
レーベルのナチュプリで止めとけよオレ!って感じだけど。
だってサイズもカラーも年代違いも多いんだからしょうがないじゃない(自爆
でもナチュプリはタマが少ないのかあんまり無いですねえ。
白いザリカラーはたまに出てるけど、なぜか他のナチュプリより高値がつく、てなわけで結局早々に断念、未だゲットしていないのだー。