ブルドッグ Bulldog / オリムピック Olympic

 

“スミスがへドンにベビーバドを作らせた” という快挙は、ミニサイズのビッグバドが手に入るという喜びの他に、おっさんアングラー達に感動という副産物をもたらしました。

 

それは「スミスは米国でも販売されていない特注モデルをへドンに作らせるまでになったかぁ」と、当事者でもないのに勝手な親心で悦に入ってたから😁

 

逆の言い方をすれば、それはへドンとスミスが歩んできた歴史を知っているが故の愛情の表れでもあるんですが、そんな愛情の欠片もないのに、30年以上も前に勝手にビッグバドのダウンサイジング版がリリースされた事がありました。

 

それがこのブルドッグ。

 

今はなきオリムピックが暴走していた頃の徒花です。

 



 

 

オリムピックが暴走…なんて書きましたが、当時日本のメーカーが海外のルアーをコピーするのは何も特別なことではなく、ある意味当然の流れでもありました。

 

そういう意味では日本の釣具メーカー全部が怖いもんなしの暴走列車状態だったと言えるでしょう。

 

 

 

ブルドッグは全長70ミリ、自重13.5gの、まさにベビーバドサイズ。

 

リップの角度、カリ首wの絞り具合から察するに、ビッグバドの寸法をそのまま縮小したのは間違いないでしょう。

 

ベビーバド Baby Bud / へドン Heddon

 

え?コピーして何が悪いの?と開き直っているかのような、その潔いまでのパクリ具合は、パチ王者コーモランも真っ青です。

 

 

 

しかし細部を見てみると、各部にオリジナルとの違いが見て取れます… って当たり前か笑

 

最大の違いはこのノーズにぶっ刺さったラインアイヒートン。

 

本家のラインアイはエイトリングでリップ寄りに設置されているので、ここを見ればベビーバドでないことはすぐに判別できます。

 

後述しますが、実はこのラインアイこそがブルドッグの弱点なのです。

 

 

 

バドと言えばテールのブレードですよね。

 

こちらはオリジナル同様にヒートン直結方式を採用。

 

へぇーここはオリジナルに忠実なんだ〜と思いがちですが、これは製法上、単にエイトリングを使わなかっただけと見るのが妥当でしょうね。

 

というのも、ビッグバドのヒートン直結ブレードが重要視されるようになったのは2000年以降のバドブームからなので、このブルドッグが発売された80年代は、ヒートン直結云々なんてことは話題にもなりませんでした。

 

のんだくれがビッグバドの威力を目の当たりにしたのは忘れもしない85年10月の湖北大浦ワンドでしたが、この時バドで連発していた関東のアングラーは、ブレードにわざわざスプリットリングを咬まして使っていたぐらいですから。

 

なのでブルドッグのケツヒートンは “たまたまそうなってただけ” で、ブレードのサウンドが云々なんてのは当時全く考えに無かったと思います。

 

 

 

そうなると気になってくるのが、アクションはどうなの?という点。

 

リップサイズもオリジナルバドの正確な縮尺になっているので、ちゃんと泳ぎそうな感じはするんですが、結論はノー。

 

デッドスローならばなんとかバド泳ぎを見せてくれるんですが、ある程度のスピードになると真っ直ぐ引かれるだけになってしまいます。

 

 

 

ベビーバドを同じスピードで引いても泳ぎが破綻することはありませんし、ロッドの高さを色々変えたりしても結果は変わらないので、これがブルドッグの限界ということでしょうね。

 

ラインアイが弱点というのはそういうことなんです。

 

 

 

とはいえ、30年以上前にバドボディにナチュラルプリントを着せたセンスはさすがですよね。

 

オリムピックからは同じナチュラルパターンを採用したシャッドが販売されていて、そっちはまんまシャッドプロファイルだったので見慣れた感じでしたが、こっちはいい意味で違和感アリアリですもんね😁

 

このブルドッグにはシャッドだけでなくザリガニのナチュラルプリントを着せたカラーもラインナップしており、当時の担当者の変態っぷりが伺えますね。

 

 

 

フックもブレードと同様にリングを介さないヒートン直結方式を採用。

 

前オーナーによってバーブレスに交換されていますが、デフォルトではワイドゲイプのラウンドベンドフックが装着されていました。

 

しかし残念なのはどこにもネームがないこと。

 

パチモンにネームプリントを入れるのはさすがに憚られたのか、つんつるてんのノーネームになっていますが、ここまで完コピするならば、”BULLDOG” と堂々とプリントして欲しかったなぁ😂

 

 

 

ビッグバドブームが到来するはるか昔に登場したこのブルドッグですが、当時のオリムピック担当者がその後に訪れるバドブームとベビーバドの誕生をどう思ったのか聞いてみたいですよね。

 

のんだくれ的には、パクった事を謙虚に謝罪するよりも、あのバドブームを見越してパクってやったんだ!ぐらいの暴言を吐いてくれた方が80’s暴走列車っぽくてワクワクするんですが😂😂😂

 

 

…と、いつものようにここで終わりにしたら、みなさん消化不良になっちゃいますよね?

 

散々ベビーバドを連呼しといて、肝心の比較画像がないんですから😁

 

ということでお待たせしました。

 

最後にオカズを載せておきますので、心ゆくまでハァハァしてくださいな。

 

 



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