ファスバック Fas Bak / ブッチハリスルアーズ Butch Harris Lures

大掃除の時期がやってきましたね。

のんだくれもハードディスクの中身を大掃除してたらこんな画像が出てきたので、ついでに紹介しちゃいましょう。

コイツはご存知?ブッチハリスブランドが誇る直線野郎、その名もファスバックです。

 


 

以前チビサイズの方をピックアップしたんですが、今回は5/8オンスのデカ兄貴です。

このルアーは3/8オンスと5/8オンスの2人兄弟です。

この両者は直線で構成されたボディこそ同じですが、実際に使ってみると完全にベツモノ。

単にサイズを変化させるだけなのに、その性格までもが大きく変わってしまうルアーの典型なんです。

 


 

でもアクションがどうのこうのと小難しい事を考える前に純然と造形を楽しむのがコイツに対するリスペクトってもんでしょう。

今回はオールアングルからの撮影でしっかりとご披露差し上げますのでアルコホールのサカナにでも使ってくださいな。

 

 

しかしこのブッチハリスというブランド、いろいろ海外のルアヲタ本で調べてみるも情報がほとんどないので、コイツの作者が一体何を考えてこんな直線野郎にしたのかは全く分かりませんが、コイツを見るとルアーってホントになんでもアリなんだなと再認識させられますね。

2020年9月追記:
ブッチハリスはジグ&ワームの名手として1970年代に知られたノースカロライナ出身のプロフィッシャーマンで、後に釣りの殿堂入りも果たしている実業家。
自身の名を冠したブッチハリスルアーズを興し、このファスバックをはじめとしたサーモン用など数多くのルアーを生み出した。

 

 

 

こんなにもボリュームのあるリップを装備してるので潜り屋さんなのかと思いきや、意外にも潜行深度は浅く、シュノーケリングの初心者ってカンジです。

ボディ自体に結構な浮力があるので、その抵抗とバランスを取った結果、こんなデカクチビルになっっちゃったんでしょう。

同じようなボディ形状のルアーにアクションルアーズ社のコブラがありますが、あっち結構な長さのクチビルなので、この形状のルアーをちゃんと泳がせるのにはこの形状と長さが黄金律なのかもしれませんね。

 

 

フラットな背中に対して、ベリー側はしっかりとエッジを聴かせた完全逆三角形になっています。

気になるある泳ぎは典型的なウォブリングアクション。

その見た目から、さぞや激しいアクションで… と期待が膨らみますが、意外というか想像通りというか、いたってフツーな動きです。

良く考えてみればこの形状でローリングビシバシというワケにはいかないので、元々設計者もこういうアクションを出したかったのかもしれません。

しかし特筆すべきは浮上させた時の水押しパワーです。

フラットな背中と強力な浮力がタッグを組んで、浮上時にもモワンという大きなボルテックスを生み出してくれるんです。

リトリーブ時のウォーターディスプレイスメントを謳ったルアーは数あれど、浮上時に強い水押しでアピールするルアーはコイツぐらいのモンでしょう

…  Σ( ̄□ ̄;)ハッ  もしやブッチはこれがやりたいが為にこの平面ボディを…

3/8オンスサイズの方はそのサイズゆえタイトバイブレーション系で浮力もそれほど強くありませんが、兄貴の方は平面ボディで強く水を押すどすこい系の仕上がりになってます。

 


 

フックは太軸の防錆マスタッドが採用されてますが、どう見てもソルト用のルアーには見えないので、単にノリだけで決めたんでしょう。 ←またまた勝手な想像。

ルアーを解剖したワケではないので定かではありませんが、外からウェイトを埋め込んだ形跡が見られないので、貫通ワイヤーにウェイトが組み込まれてなければ、このフックが唯一のバランサーということになります。

どなたかこのルアーをバラして検証した勇気ある方っていらっしゃいます?

 

 

 

平面の背中には一応【BUTCH HARRIS FAS BAK】とネームがプリントされてますが、ルアーのカラー被ってるので全く読めません。

まあアメリカのブランドですから、ネームごときにペイントの色を変えるなんて期待する方が間違いですね。

まあこれはこれで良しとしましょう。

レーベルのファストバック(FAST BACK)と区別する意味でこんなネーミングにしたんですかね?

 

 

メーカー自体が小規模(ほとんど個人製作レベル?)だったと思われる上に日本では販売されなかったので、現在市場に出回っているタマは非常に少ないです。

しかもコンディションの良いモノがあまり無いので、入手にはなかなかの忍耐が必要ですが、今となってはアメルアですらやらないアホで可愛いボディの持ち主である故、捕獲リストに登録しておくのもイイかもしれませんね。

 

 

コメント
*2010年投稿時にいただいたコメントをそのまま転載しています

 

1. 広告屋 December 28, 2010 19:33
一時追っかけてたんよなあ・・・
結局我が家に来なかったギャオスくんや〜!

 

2. ルアー収集狂 December 29, 2010 00:20
【のんだくれ様】、毎度です。
モット小さいのありますよ!
1年前の落札品を只今整理中です。~その中にあったような・・・・・、見つけたら画像送ります。
自分で書き込んでおいて何なんですが・・・・、見間違い出ない事を祈っています。~(汗)【広告屋様】、お久しぶりです!
『ギャオスくん』~我が家で2・3匹飼育中です。
P.S.
のんだくれ様、勝手に掲示板にしてすみません。

3. 岩谷薫 December 29, 2010 11:06
直線多用のデザインを見ていると、スーパーカーブームの時の直線多用デザイン、ランボルギーニLP400を思いだしました。オッサンの証ですね。しかも喩えがギャップありすぎ。笑。ギャオスもナツカシイ〜笑。でも、ルアーデザインの可能性を感じます。

 

4. セラフ December 29, 2010 11:08
こういう奇抜なデザインこそ、ルアーの楽しみやと思うんですよね~。
ガキの頃に見た本で衝撃を受けましたが、実物を見たのはおっさんになってからです。
見えないネーム部は良いですねぇ(笑)。
「ちゃんとテンプレで噴いとるわ!」って対応する輩な感覚がメリケン魂炸裂ですね。

 

5. のんだくれ December 29, 2010 12:04
広告屋さん
ギャオス!(笑) 確かに。
まああれですよ、ルアーってもんは気合い入れて探してると見つかんなくて、忘れた頃に大量にやってくるモンですから。

 

6. のんだくれ December 29, 2010 12:05
収集狂さん
まいどです。
しかしこんなルアーまでしっかり揃えてるとはサスガっすねー。(汗)
降参ですわ。
見つけたらブログにアップしてくださいねー。

 

7. のんだくれ December 29, 2010 12:07
岩谷さん
いや、案外このルアーもマルチェロガンディーニのデザインかもしれませんよ。(笑)

 

8. のんだくれ December 29, 2010 12:10
セラフさん
ガキの頃に欲しくても買えなかったルアーが手に入ることによって、現物を確かめる事が出来るようになったのは大きいですよね。
まあ中には見なきゃ良かった的なルアーも沢山ありますが。(笑)