エースインザホール Ace In The Hole / ポー Poe’s

 

この時期にダブルスイッシャーかよ!という声が聞こえてきそうですが、元々季節感のかけらも無いブログですから気にしない気にしない。

 

ということで今日のゲストはポーの水面爆撃隊長、エースインザーホールです。

 



 

 

ポーといえば、このパックマンアイとともに武骨で素朴な造りのクランクベイトを連想させますが、水面部隊はもちろんミノーまで出してる総合?ルアーメーカーです。

 

 

元々は1950年代に創業者のミルトン・ポーが仲間内に配ったルアーが好評で… という、老舗アメルアブランドにありがちなスタートを切ってるんですが、家柄は変わってもブランドが60年近く生き長らえてるということはやっぱり釣れるからなんでしょうね。

 

 

そんな老舗の水面爆撃部隊を任せられてるだけあって、このルアーの目的はシンプルそのもの。

 

【とにかく水をかき回す】です。

 

この600シリーズのボディは寸詰まりのファットシェイプなので、犬歩きさせようと思えばそれなりに言う事をきいてくれますが、『俺はお前の犬なんかじゃない!』といわんばかりに派手な飛沫を見せつけます。

 

 

そんな飛沫の元はこのオフセットペラ。

 

オフセット特有の立ち上がりのもたつき感はありますが、一度回り始めたらそりゃタイヘンなハシャギぶり。

 

同様のペラを持ったルアーにオザークのウッドチョッパーがありますが、滑らかにラウンドしているあっちのペラに対して、こっちは水の抵抗をまともに受ける平面部分が多いのでジュバババッ!とエラい騒ぎよう。

 

 

 

ペラのエッジ処理が鋭角なのでウッドチョッパーの方がハデな音が出ると勘違いしがちですが、実は全く逆なんです。

 

ウッドチョッパーの方がペラの立ち上がりは早いので短い距離で誘うシチュエーション向き、こっちはロングストロークのストップ&ゴー向きトいったトコでしょうか。

 

ポーズ時にはペラ自体が水面下に来るのもオフセットプロップの特徴ですね。

 

 

ボディはポーの代名詞ともいえるシダーウッドをぶ厚いコートでくるんだ超実戦仕様。

 

ウッドボディにも関わらず、かなり使い込んでもクラックが出ないのがイイですね。

 

カラーリングに関してあーだこーだというのはナンセンスでしょう。

 

これがポーなんですから。

 

もしコイツがホログラムのドレスなんか着ちゃったら一瞬にしてチンコ萎えちゃうでしょ?

 

トップウォータープラグでありながら、シダーの比重とリグとで浮力はそれほど強くありません。

 

でもそれが逆にジャーク時でもしっかりと水を掴んでくれるのでラフなロッド操作を続けてもトビウオになりません。

 

ダブルスイッシャーのジャークがいかに効果的であるかをこのあたりのセッティングが無言で説いてくれてますね。

 


 

リグは前後ともヒートンを採用。

 

かなりワイヤー径の太いヒートンです。

 

ちなみにペラは前後逆回転、リアペラはフロントよりも一回り小さいのが装備されています。

 

なのでスローに引くとリアペラの反応は鈍く、通常のスイッシャーのつもりで使うと『んだよ、コレ』となります。

 

でも違うんですよ。

 

リアペラはジャーク時のボディの挙動を安定させるスタビライザーの役目を果たしてるので、それでエエんです。

 

それに速めに引けばちゃんと回ってくれますから。

 

こんな事からもコイツがジャークの為だけに生れてきた事が分かりますね。 まさにボーントゥビージャークです。

 

…と、自分で書いておきながらボーントゥビージャークって恐ろしい言葉だなと。

 


 

シンプル&パワフルな使い方でカンタンに実力引き出せるところがアメリカ人の性格に合ってるのか、今でもヤキマベイトブランドの下で健在です。

 

入手も比較的カンタンなルアーなので、来シーズンは周りのアングラーから冷ややかな視線を浴びるくらいにガンガンジャークしてみてくださいな。

 

(注:エースインザホールは2012年に生産終了となりました)

 



 

コメント

 

1. Lagoonist28号 December 02, 2010 03:24
出たー。
僕、ダツブルスイッシャー苦手なんですけど、これだけは使います。
やっぱり簡単に結果が出るからでしょうか?(笑)
もう作ってないと思ってましたが、あったんですね。
探してみます。もう一個欲しいし・・・(笑)

 

2. 板金屋 December 02, 2010 12:56
ポー大好きです!
特にジャイアントジャックポット!!
晴れの日は冷ややかな視線を浴び足の長いスライドを楽しみ、雨の日は鬼ドッグウォークでしぶきを楽しみ激しいバイトに興奮する。
なかなかのらないとこが玉にキズですけどね(笑)

 

3. のんだくれ December 02, 2010 13:23
Lagoonist28号さん
使ってますか!(笑)
案外アメリカの方が見つかんないかもしれませんね、コレは。

 

4. のんだくれ December 02, 2010 13:24
板金屋さん
アレは乗らんでしょう、さすがに。(笑)
でも漢の釣りだぁー!

 

5. い~もん December 02, 2010 21:40
早いもので師走 今月もよろしくお願いします
ポーさんのルアー
そういえば1個も持ってなかったと思います
良さげそうな水車ですね
見かけたらイッときます♪

 

6. 水澄まし December 02, 2010 22:26
今晩は!
見た目と派手さが、ほんまウッドチョッパーと逆ですよね。
塗りの厚みも正反対(笑

 

7. のんだくれ December 03, 2010 03:57
いーもん
バズベイトとしても使えるから持っといてソンはないかと。

 

8. のんだくれ December 03, 2010 03:58
水澄ましさん
そう。
オザークの塗りは木目重視なのに、こっちはちょっと削った
ぐらいじゃ下地すらみえませんからね。(笑)

 

9. 広告屋 December 15, 2010 22:04
うおっ!
久々に覗いたら!!
これって製作時期によってリアヒートン差し込みに不具合があってペラが回らんのがあるんよねえ・・・
ヒートン打ち直したらいけるんやろけど。
手持ちの中でも2個回らんのがあります(涙

 

10. のんだくれ December 20, 2010 00:12
広告屋さん
あらら、そんなんあるんだ。
というかこの武骨な造りならそんなんがあってもフシギじゃないなー。
というか、むしろそういうのが有った方がポーらしい。(笑)