見た目は無骨なアメリカンだけどちょっと手を加えるだけで日本人好みに大変身するプロップベイト 21LS / ミロルアー MirrOlure

スイッシャーダブルプロップトップウォーターミロルアー Mirro Lure

 

 

良く釣れるルアーのサイズ違いを買ったら、全然使えないヤツでがっかりという経験はアングラーなら誰にでもあるはず。

今日のゲスト、ミロルアーの21LSはそんなブーイングを受けてきたルアーのひとつ。

兄貴の5Mが日本人好みだったばっかりに、辛酸を舐め続けてきたルアーの筆頭と言ってもいいでしょう。

でも少しイジるだけで兄貴とパフォーマンスを発揮してくれるとしたら…   今日の千一夜はそんなオハナシです。

 



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21LSとは

 

21LSはフロリダの雄・ミロルアーがリリースしたダブルスイッシャーです。

デッドスロー使いで無双と化すコーリングアップ本山バージョンの元ネタとしてその名を馳せた同社5Mのダウンサイジングバージョンの位置付けで販売されました。

 

タダ巻きだけでこれほどまでにバスを寄せるトップウォーターがあっただろうか  5M / ミロルアー MirrOlure
本国ではその歴史と共に安定した人気があるんだけれど、日本じゃ今一つあか抜けないルアーってありますよね。 今回のゲスト、ミロルアーの5Mもそんなルアーの一人。 使う側にとって、これほどおいしいルアーは他にはないんですけど。...

 

厳密には5Mの弟ではありませんが、長いミロルアー L&Sの歴史の中でいろいろと立ち位置も変わり、現在は5Mのミニバージョンとしての位置付けになっているので今回はそれで話を進めましょう。

 

21LSのサイズ・重さ

 

21LSのサイズは全長75ミリ、自重8.2g。

オリジナルザラスプークとの比較で分かる通り、コンパクトにまとめられたダブルスイッシャーです。

 

 

5Mと比較するとそのコンパクトさが分かりますね。

このサイズ感で5Mと同等のパフォーマンスを発揮してくれるなら…  誰もが思い描く妄想ですw

しかし現実はそんなに甘くありません。

そんな妄想を抱いたアングラーの希望をことごとく打ち砕いてきたんですから😁

 

21LSの特徴

 

このルアーの特徴はなんといってもCounter-Rotating Spinners、つまりそれぞれ逆の回転方向を持つオリジナルのプロップを装着している事。

ミロルアーはこのラインだけに限らずミロプロップにもオリジナルのプロップを採用していますが、既成の汎用プロップを採用するブランドが多い中、コスト高になりがちなオリジナルメイドを使い続けるところに老舗としての意地が見え隠れ。

 

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そしてボディ側面が見事なまでにフラットになっており、断面はほぼ長方形になっているのも21LSの特徴。

このカラーでは分かりにくいのですが、内部に反射インサートが入っているカラーだと5Mよりも強い明滅効果が得られます。

 

 

そしてその外観自体も21LSの特徴のひとつ。

ヒートン直結リグと昔から変わらないカラーリング、そしてミロルアーがいうところのファイアリーレッドアイ Fiery Red Eye という三拍子揃ったクラシックアピアランスは、良く言えば伝統を感じさせる、悪く言えばどうしようもない古臭さwに溢れています。

 

21LSのアクション

 

このルアーのアクションは非常にシンプル。

リトリーブするとプロップが水中に細かいエアを巻き込みます。

以上!w

基本的にショートジャークやトゥイッチでジュワッ!とさせるためのルアーなので、首振りなどの小技は一切なし。

ジャークの強弱とストロークの長さ、そして間の取り方でプレデターの注意を引きつけるという、ある意味アングラーの技量が試されるルアーでもあります。

しかもこのプロップはスローリトリーブでは全然回らないという手強さなのです。

 

 

元々はリッピングやジャークで使うルアーなのでスローなアプローチには対応しておらず、その立ち上がりの鈍さはある意味 ”仕様” ではあるのですが、日本では5Mのイメージで使うアングラーが多いこともあって、一部では ”5Mの弟なのに使えねぇ奴” という不名誉な称号を授かってしまったことも😭

元々のコンセプトがちゃんと理解されないまま使われ、その結果ガッカリさせられるという海外ルアーでは良く見られるミスマッチなのですが、この21LSはプロップの角度を調整したぐらいではほとんど変わらないというガンコさも仇となりました。

 

でもご安心を。

そんなルアーでもびっくりするぐらい ”日本的に” 変身させる事ができますから😁

 

21LSのフック・リグ

 

21LSには#4サイズフックが標準装備。

フロリダキーズに代表されるような波っ気のあるシャローフラットで連続トゥイッチしてもラインを拾わないようリギングにはスプリットリングを介さずヒートン直結になっています。

が、これも日本のバスアングラーにとっては不評の原因の一つなんですよね。

 

21LSのネーム

 

ネームはボディとプロップのダブル刻印仕様。

FT(ファイヤータイガー)というカラーコードまで刻印してくれているところはミロルアーならではですね。

プロップにL&Sと刻まれているのも21LSの特徴です。

ちなみにL&Sの名前は、創業者ウィリアム・レマスターとのちに共同経営者となったフィル・シュライナー Lemaster & Schriner の頭文字を取ったもの。

のちに鏡のように輝くスケールパターンを持つルアーとして特許を取得したミラールアー MIRA-Lure(初期はまだMirrOlureではない)の大ブレイクでL&S MirrOのダブルネームとなりました。

日本では水面マニア向けのルアーブランドとして知られるL&S ミロルアーですが、お膝元のフロリダではフレッシュ/ソルトを問わず超定番ルアーとして根付いており、バスプロショップスではひとつのアイランドが全部ミロルアーで占領されていたりとその人気ぶりが伺えます。

 

21LSのチューン・改造

 

さてさて。

日本ではネガティブ要素テンコ盛りの21LSですが、画像のようにちょっと手を加えるだけで見事に変身します。

 

 

改良点はプロップ変えてリングを入れただけ。

たったこれだけで5Mも真っ青の水面兵器になるのです。

 

まずプロップにはワンサイズ上げた0.1mm厚のステンレスバネ鋼のものを使用。

デフォルトで採用されているプロップは厚みが0.3mmなので、これだけでもっちりと水を掴む高回転型のプロップベイトに早変わりします。

そしてオーバル形状のスプリットリングを入れるだけで甘噛みショートバイトにも対応するフィネストップウォーターに。

プロップの角度調整などしっかりとセッティングする必要はありますが、5Mと違った性格なのはもちろん、プロップペッパーなどのノイズ系プロップベイトとも違う日本人好みのモワモワ系水押しプロップベイトに生まれ変わります。

 

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ぶっちゃけスプリットリングを入れた事でトゥイッチするとエビになりやすいのですが、そのデメリットをも上回るフッキングの良さを実感できます。

 

おわりに

 

一時期5M人気が急上昇したことでこの21LSもよく見かけましたが、吊るしのままでは日本人好みではないのが事が災いしたのか、近年ではプロパーのものはほとんど見られなくなりました。

わざわざ探して買うほどのルアーではないかもしれませんが、ちょっと手を加えるだけで劇的な変身ぶりが楽しめるルアーなので、もしどこかで見かけたら連れ帰ってあげてくださいな。



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ルアー千一夜
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