賢明なバスアングラーの皆さんならもう既にご存知だと思いますが、水面のルアーには全くの沈黙状態なのに、ルアーをほんの少しだけ潜らせるといきなりバイトが出る事があります。
生粋のトップウォーターアングラーならば、それを知ってても水面一筋で通すんでしょうが、のんだくれのように生粋になれないへなちょこトッパーは、なんの躊躇もなく喫水線を上げてバイトを取りにいきます
そんな時にお役立ちのルアーがコレ、フレッドヤングのビッグオー。
要するに浮力が強くて、サブサーフェスで使いやすいルアーだったらなんでもイイんですが、中でもファットなクランクベイトはキックバックも強くてダーター的に使えるので非常に重宝します。
特にコイツは最近の量産クランクベイトの中では珍しくフルサイズボディを持ってるのでトップウォーター的な要素を損なわずにサブサーフェスでの釣りが楽しめるという点で手放せません。
まあ早い話がインチキトッパーというワケです、ハイ。
正直、のんだくれはこのルアーの詳細については良く分かってません。
21世紀に入ってからフレッドヤングのオリジナルビッグオーの復刻版が出たなと思ったら、いつの間にか消えてて、知らない間に廉価版で再販されてたというイメージしか持ってないんですが、ホントのトコロはどーなんでしょうか。(下記追記参照)
最初のモデルが2,000円超えプライスだったのでかなり悩んで買ったものの、時を経て再び店頭で出会った時はいきなりアンダー1,000円になってたので、例によって買い込んでしまいました。
さらに出張に行った際、かつてアナハイムのアングラーズマリンの近くにあったショップ(名前忘れた)で1ドルのタグを付けて山積みになってるのを見てしまったからさあタイヘン!
そんなにあっても使わんのに、安くなってるからと大量に買い込むというこのパターンはもう不治の病ですよね😭
そんなしょーもない話はさておき、このフレッドCヤングビッグオールアー(なっげー名前!)、かなーりイケてます。
そもそもウッド製で80ミリボディのフルサイズボディ&スクエアリップを持ったクランクベイトが、この価格で、しかも量販店で手に入るという事自体がスゲーのに、期待通りのブリブリアクションを見せてくれるんですからタマりません。
しっかりと水を掴むスクエア形状のリップとウッドの強い浮力のコンビネーションは最強で、レスポンス性が非常に高くまとめられています。
小さなポイントの中でもしっかりとウォブリングやキックバックを見せてくれるトコロはさすがですね。
クランクベイトの父、フレッドヤングの名を冠したルアーだけのことはあります。
まあ期待通りのアクションということは見方を変えればフツーであるということなんですが、30センチという距離の中でどれだけアピール出来るかに重きを置いてるアングラーにはたまらないパフォーマンスとなっています。
このドレスものんだくれのお気に入り。
最初にリリースされた時は、スプレー缶で吹きました的なオリジナルに忠実なクラシックカラーばっかりだったんですが、廉価モデルからはこういう色も追加されました。
あ、他にはザリガニカラーなんてのもあります。
ちっともナチュラルじゃないナチュラルプリントはいかにもアメリカという感じで、良い味出してますね。
フレッドヤングがハンドメイドしてたビッグオーにはナチュラルプリントなんて無かったので、このドレスを着た時点で、もうオリジナルから逸脱しちゃってますが、そんな細かい事を気にしないのもアメリカ流。
ちなみにプラスチック版のビッグオーとの大きな違いはノンラトルであるということ。
ゴトゴトとうるさいのが好きなラトラーにはチト物足りないかもしれませんね。
リグはご覧の通りワイヤーフレームを採用しています。
ゆえに中心線からズレてたりするのもある意味期待通りです。
当然トゥルーチューンは欠かせないどころか、ちゃんと調整してやらないとまともに泳ぎません。
しかも細めのワイヤーを使ってるので、バス釣った後や、根掛かりの後にいちいち調整しないとアカンという特典付き。
まあこの価格ですからね、ブーブー文句言っちゃいけませんが、もうワンランク太いワイヤーを使っても良かったのではないかと。
フックは前後ともショートシャンクのラウンドベントを採用してます。
やっぱりコーデルはこのハリが似合いますね。
ただしデフォルトのままで使い込むと、フックサークルですぐにハラの塗装がヤラれちゃうので、キズがつくのが嫌いな人はカーブドポイントのフックに交換した方がイイかも。
のんだくればボロボロ大好きなんで、もちろんこのまま使ってますが。
このサイズのクランクベイトってクランク好きアングラー以外は割とスルー対象だったりするんですが、いわゆる強い釣りで押したい時なんかは使えるし、国産クランクのハーフプライスで買える事を考えると、一個は確保しておいてもソンはないでしょう。
…という言い訳を振りかざして必要以上にガツガツ買い込むのはモンダイですけどね。
コメント
1. 水澄まし June 05, 2010 17:02
今日は!
格好ええナチュプリですわ。
顔は蛙、体は魚の蛙魚?(笑
最近フルサイズのシャロークランク自体が貴重な存在ですから見掛けたら大人買いですね。
2. いるか June 05, 2010 18:12
廉価版のコレは見たことないですねー。
知る限りでは、九州には上陸してないと思います。
ただ単純に、大手チェーンがさばき切れずに値下げ→近隣店舗が損切り値合わせ…な流れと思ってました(笑)
ブツは間違いなく、本国の流れを汲む上モノです。これをシャローで底にガキゴカぶつけながら巻いてくると、いきなりバットまで持って行かれるような強烈バイトが…
そういう釣りをやるときは、最低5個持っていきます(笑)
3. ロングA June 05, 2010 20:25
これ、ノンラトルなんですか。
オリジナルだとラトル音が五月蠅すぎたり
する時があるのでいいですね。
まあ、それ抜きでもこのサイズでナチュプリ
なんて瞬殺されるんでしょうけど。
4. rat June 05, 2010 21:56
インチキトッパーのワタクシにはうってつけですね
ビッグオーって持ってそうでBOXみるとないのよね
5. むら June 05, 2010 23:18
トップオンリーの俺ですが・・・
デッカイクランクはトップだ!と我が家の家訓5条に記載されています。。。ふむ。
ってかトップオンリーでもこいつは使うよなぁ(笑)
6. るねっさ June 05, 2010 23:32
「これ、トップ的な使い方も出来るから!」
と言いながらクランクで水面下30cmを引き倒す外道トッパーです、どうも。
外国産ウッドルアーの巻き物と聞くと「当たりルアー」を探す作業が思い浮かんでノーサンキューな自分ですが、
あくまでインチキトップ用と割り切ればアンダー野口と言う価格は魅力的ですね。
特に根掛かりが怖くてオリジナル50をオープンエリアにしか投げれない自分にはうってつけですねw
7. 5個セット June 06, 2010 00:25
こんばんはです。
コーチカラーのバスキャッチャー。「もぐらないよ〜。
コレ全然もぐらないよ〜」と半泣きになってた少年時代。
ごめんねリョービさん、あの頃はよく分かってなくて。(笑)
記事を読んでて、ちょっと切なくなりましたね。
8. 赤ベロ June 06, 2010 02:19
こんな廉価版あったんですか?
てっきりクラシックカラーばっかりだと思っていたので、カラーが変わると別モノに見えてしまうのはルアーオタだからでしょうか?(笑)
9. なっかん June 06, 2010 07:09
こいつを、トップで使うことすら考えなかったオイラです・・・
ただ、普通に巻いて、普通に釣れました(笑)
でも、ルアーのサイズがアップするほど、釣れた時の
嬉しさも比例してアップするんですよね~!!
10. HED-ON82 June 06, 2010 09:24
おはようございます。
この色いいですね。
お店で見たことのない色?だと思います。
こっち(九州)は入荷あったのかな。
ウッドでこの色はいい感じです。
プラで天然カラー(ナチュレ)は1個あります、シャローですが、自分には潜りすぎで・・・ウッドのこの大きさきになります!
11. のんだくれ June 06, 2010 16:09
水澄ましさん
最近のルアーではあんまり見られないナチュラルプリントなんで、そういう意味でも貴重な存在です。
コイツが絶版にならないことを願うばかりです。
12. のんだくれ June 06, 2010 16:11
いるかさん
廉価版で再版された訳じゃないのかなー…
最低五個って、どんだけタイトに攻めてんですか。
13. のんだくれ June 06, 2010 16:13
ロングさん
ナイトのフロッグなんて釣れませんからね、やっちゃダメです。
あんなん全然釣れませんよー、釣れませんからねー、絶対釣れませんからねー、試すまでもないですよー。
あーもー ダメですってば、そんなことココに書いちゃ!(大汗)
14. のんだくれ June 06, 2010 16:14
ratさん
定番と言われるルアーほど、案外ボックスには入ってないもんです。
15. のんだくれ June 06, 2010 16:15
むらさん
他の家訓が激しく知りたーい!(笑)
16. のんだくれ June 06, 2010 16:17
るねっささん
いきなり核心を突いてきましたね。
せっかくオブラートに包んで書いたのに…
そうなんです。
ビッグオーはともかく、リトリーブではダメなクランクもトップ使いでは
結構な手練だったりするので、バカにできないんです。
17. のんだくれ June 06, 2010 16:18
5個セットさん
思わずのんだくれもホッテントットの小さいヤツが浮力が弱いとかブーブー文句言ってた昔を思い出しました。(笑)
18. のんだくれ June 06, 2010 16:19
赤ベロさん
その通りです。
かなり危険水域に入ってます。
19. のんだくれ June 06, 2010 16:20
なっかん
そうそう、デカいルアーで釣れるとサイズに関係なく嬉しかったりしますな。
だからデカミノーに取り付かれてるんですわ。(汗)
20. のんだくれ June 06, 2010 16:22
HED-ON82さん
このカラーって地域によって出回ってないんですかね?
問屋の営業エリアの問題なんですかね。
21. い~もん June 06, 2010 22:23
まいどです
復刻版を某釣り具屋のワゴン市で\180で購入~♪
(すんません f^_^;)
ラス1でしたが
この初夏に使ってみます
22. ルアー June 06, 2010 23:40
のんだくれ様
コチラのビッグオーですが、アメリカ通販大手の『Cabera’s』企画の特注モデルです。
当初は、ヤング氏が販売していた頃のカラー6色、5/8oz.サイズでの展開でした。
その後、今回のプリント物や、3/8oz.サイズが追加されました。
当然、カベラズ→輸入業者→小売店→消費者という具合でしたから、¥2000オーバーも充分ありえました。
2年ほど前に、カベラズとの専売契約が切れて、プラドコに在庫として残っていたもの一部が、O社を通じて流通し、其方はずいぶん『お安い』価格で売られましたよ。
きっと、再販はありませんから、見つけたら『買い』ですね。
それから、5/8oz.には、初期型と改良(!?)型があります。
ご存知でしたか?
23. tei-g June 07, 2010 12:19
ナチュプリはザリだけかと思ったら、こんなカラーもあったんですね。
スプレーで吹いたような初期のカラーを買ってはみたものの、当時はトップ使いなんて考えもせず、ボックスの底で眠っています。
同じ時期にフラットサイドのフレッドシークレット(リトルOの復刻?)っていうのも出回ってましたよね。
24. のんだくれ June 07, 2010 14:19
いーもん
ひゃくはちじゅうえん!(汗)
一体どんなヤツが値付けしてんだろ。
アホとしかいいようがない。
25. のんだくれ June 07, 2010 14:22
ルアーさん
なんと! キャベラス絡みのビッグオーだったとは初めて知りました。
勉強になります。
しかもコイツにも初期モデル云々があるとは…
うーん… さっすが何万円もするビッグオーをいくつも動かす男…
あ、これって言っちゃっても良かったんでしたっけ?(汗)
26. のんだくれ June 07, 2010 14:23
tei-gさん
フレッドシークレット! ありましたねー。
確か持ってたはずですよー。
ちょっと探してみよーっと。