造形ありきのルアーだと思って投げると衝撃を受けるディーモンの使い マッドフェイカー Mad Faker / ダックルアーズ Duck Lures

ダックルアーズ Duck Luresダータートップウォーター

唐突ですがのんだくれは米ロックバンド、KISSのファンです。

ハナタレ小学生の時にNHKのヤングミュージックショーを観て以来のファンですが、おっさんになってもその熱は冷めず、彼らのワールドツアーに合わせて海外出張のプランを組んで参戦しまくるなど前職の時からやりたい放題w

そんなのんだくれが思わず反応してしまったルアーがコレ。

火を吹き血を吐くベーシストとして有名なKISSのジーン・シモンズをモチーフにしたマッドフェイカーです。

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マッドフェイカーとは

マッドフェイカーは福原氏が主催するダックルアーズがリリースするトップウォータープラグ。

A.H.P.L.に代表されるシリースタイル (=Silly Style ルアーらしくないアーティスティックな造形/塗装のルアーでデカい魚を狙うトップウォータースタイル)系ブランドであるダックルアーズはJFLCCなどでも参加しているので見覚えがある人もいるでしょう。

このジーンシモンズペイントが最初だったのか、それとも他のイメージが先だったのかは分かりませんが、のんだくれのガキの頃からのヒーローがモチーフになっているルアーとあっては黙っていられません。

見るなりソッコーで注文したというワケです。

 

 

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マッドフェイカーのサイズ・重さ

マッドフェイカーは全長96ミリ、自重28.5gの典型的な ”ozサイズプラグ” です。

ガングリップのスローテーパーロッドに遠心ブレーキの丸型リールという、ロッドの反発だけでなくタックルの重さすらも貪欲に楽しんでしまおうというスタイルにマッチしたサイズ感に思わずニヤリとしさせられます。

マッドフェイカーの特徴

そんなマッドフェイカーの特徴は何と言ってもこの大きく突き出た舌ですね。

通常、ダーター系ルアーのリップとなる部分は “下アゴ” と呼ばれていますが、それを舌に置き換えてしまったデザインセンスには脱帽です。

単にダークピンクで塗るだけでなく、スクラッチ手法で舌苔(ぜったい)も表現するあたりにも悶絶させられます。

最初のんだくれはこのルアーを見た時 ”インパクト重視で造形ありきのルアー” だと思い、運動性能には期待していませんでしたが、実際に使ってみたところなかなかの手練で驚かされました。

それについてはまた後ほど。

テールにはヒートン直付けのコロラドブレードが装着されています。

スロー&ステディのトップウォータースタイルでは岩盤や護岸ギリギリにキャストすることが多いので、プロテクターとしての役割も果たしてくれるヒートンは心強い装備。

ちょっと当てたぐらいではビクともしない太ワイヤーヒートンを採用しているところにデザイナーの経験が垣間見えますね。

マッドフェイカーのアクション

この手のルアーのアクションを真面目に語るのはナンセンスですが、あえてマッドフェイカーの動きを言葉で表すならば、それは予測不能なダートアクションという言葉に集約されます。

ラッキー13に代表される一般的なダーターと違い、このマッドフェイカーは ”下アゴ”のエッジが立っていないのでいい意味で水の抵抗が逃げてしまい、動きがフワフワと不安定なのです。

その動きはゆっくり水面直下をリトリーブした時に顕著に表れます。

なんというか、キレがないのでボワンとしていて掴みどころがありません。

しかしダーターとしての機能はしっかり組み込まれているので扱いにくいということはなく、さらに動きが人為的にならないので妙な艶っぽさがあるのです。

そんな動きのキモはルアーの造形バランスを見るとなんとなく理解できると思います。

カラーリングにインパクトがあり過ぎるのでシルエットがわかりやすいようにモノクロにしてみましたが、実はマッドフェイカーはダーターとして非常に良く考えられたルアーだったのです。

まず ”上アゴ” にあたる歯の大きさが絶妙です。

ダイブ時に歯がエアを咬んで水中に細かいバブルを撒き散らすのですが、この歯のサイズが大き過ぎず小さ過ぎないのでポムッという軽いポップ音から、ジュボッ!という派手な捕食音までアングラーの思いのまま。

そしてヘッド部分にしっかりボリューム(=浮力)を持たせることで、ダイブ後の姿勢回復も早くなり、連続トゥイッチでもしっかり水を掴んでくれるという設計になっています。

おそらく頬のあたりのくびれも動きに関係していると思いますが、強めの浮力でキックバックも楽しめたりと、およそダーターに求められる要素は満たしているのです。

これにはヤラれました。

外見だけでなく動きまでのんだくれの好みなんですから。

これぞまさにデザインと機能の両立ではないかと。

マッドフェイカーのフック

フックはサーフェスリグによるマスタッド?のダブルフック二連装。

試しにトレブルフックに交換して投げてみましたが、トゥイッチすると高確率でエビになるので、ダブルフックになったのは必然でしょう。

リグのビスにプラスネジを採用しているところにもプラグ愛を感じますね。

ところでこのリグは現行へドンのものを流用してるんでしょうか。

リグの襟のあたりの造形がオリジナルザラスプークのそれにそっくりなんですが😁

ネームは手描きの入魂仕様

ネームは手書きでハラに入っています。

やっぱりハンドメイドは手書きネームが似合いますね。

しかし2012年かぁ

10年前の事が去年ぐらいに思えてしまうのは歳とった証拠なんでしょうね😅

しかしちょっとだけ惜しいところも

しかしそんな良く出来たルアーにも惜しいところがあります。

それはテールのブレード形状。

このルアーのペイントがたまたまそうだったというのもあると思いますが、せっかくジーンシモンズのペイントなんだから、ブレードの形状やカラーにもこだわって欲しかったなと。

というのも、本物のジーンシモンズは頭のてっぺんで髪の毛を縛っているのですが、せっかくジーンに寄せるなら、このカラーだけでも外見に似せてダコタブレードとかにして欲しかったなと。

撮影用にブラックに塗ってみました

ダコタブレードにすればちょんまげっぽくなるので、さらにジーンに近づいてのんだくれのような面倒臭いヲタもニヤつかせる事ができたのに、と😁

ま、この辺は偏狭なKISSアーミーじゃないと思い付かない事なので、ほとんどのアングラーには関係ありませんけどねw

おわりに

このシリースタイルに限らずインディーズと呼ばれるトップウォーターは完全ハンドメイドゆえ流通量が少なく、価格も決して安いとは言えないので余程好きでなければ絶対に買わないであろう部類。

しかし海外では日本で独自の進化を遂げたフィッシングスタイルとして話題になっているので、もし使う機会があるのなら、クールジャパンの一つとして是非ともトライしてみて欲しいですね。

もしそれがキッカケとなって大きく道を踏み外すことになっても、のんだくれは一切関知しませんけどw

 

 

 

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