リップンリック Rip-N-Ric / ノーマンルアーズ Norman Lures

リップンリック ビルノーマン ノーマンルアーズ ジャークベイト

 

古今東西、 “有名プロが監修” を謳った商品はマーケティングの王道ですよね。

 

しかし中にはプロの名前を汚すんじゃないかとこっちが心配になるぐらいヲイヲイな商品もチラホラ。

 

今日のゲスト、リップンリックはまさにそんなヲイヲイの典型的パターンでしょう。

 

あのレジェンドバスプロ・リッククランがプロデュースしたコイツはリップンリック。

 

1990年代B級ルアーのトップランカーです。

 



 

リップンリック ビルノーマン ノーマンルアーズ ジャークベイト

 

このリップンリックは1995年に登場。

 

ボディ下部にあるドレンから中に水を注入すれば、水温に影響されず完璧なサスペンド状態を得られるというコンセプトで開発されました。

 

日本人だったら水を注入するという時点で製品化を躊躇するんですが、それをやっちゃうのがアメリカなんですよね。

 

この手のルアーの機能には裏切られる事が多いので全く期待はしてなかったけれど、ミノーともクランクベイトともフラットサイドとも言えないこのボディシェイプにフォーリンラブしてしまったので陳列棚の中で一番ハデなグリッターレディをレジまでエスコートしました。

 

つまり、水を注入して浮力を・・・というギミックが最悪機能しなかったとしても、このファットボディだから水面使いでチャパチャパさせればバスを連れて来てくれるんじゃないかと読んだんです。

 

しかーし!

 

泳がせた途端、のんだくれの浅ーい妄想は見事なまでに打ち砕かれましたよ。

 

 

リップンリック ビルノーマン ノーマンルアーズ ジャークベイト

 

このリップンリックをひと言で表すと、とにかく動かない!

 

一応リップ付きなのでダイブするにはするんだけど、ヒラッともクネッともしない。

 

スーッと真っ直ぐに引っ張られるだけ。

 

“RIP” というネーミングからリッピング専用機なのかとロッドで派手にスウィープすれど、ロングAやラトリンログにはほど遠いI字系なストレート泳ぎ。

 

水入れないとダメなヤツなのかとも思い、あらゆる水量を試したけど、結果は変わらず。

 

なんじゃコレ???

 

本当にあのリッククランがこんなのプロデュースしたんでしょーか。

 

 

リップンリック ビルノーマン ノーマンルアーズ ジャークベイト

 

アクションのキレの悪さはおそらくこの厚ぼったいリップ。

 

測ってみたらしっかり5mmもありました。

 

しかもエッジを薄く加工するような素振りすらみせない自信満々のタラコクチビル仕様。

 

もう少しリップを大きくして、薄くすればもっとマシになったんじゃないかと思うけど、それ以前にコレ、開発段階でスイムテストしなかったんでしょーか。

 

もしくはリックの言い分を形にしただけのやっつけ仕事?

 

 

リップンリック ビルノーマン ノーマンルアーズ ジャークベイト

 

しかもコイツのウリになってるはずの水の注入がメチャクチャ大変なのだ。

 

まず最初にドレンが抜けない!

 

指でつまんでキュッキュッと引っ張り出せばいいのかと思ってたら、トンでもない!

 

プライヤーを使わないと抜けない程のガンコ者なんです。

しかもドレンはブラス製なので、プライヤーでつまむとエッジがボロボロになっちゃう虚弱体質。

 

栓を抜くにも気を使わなきゃいけないので、浮力調整のために数回開け閉めしたら、浮力うんぬんよりもその作業だけでお腹いっぱい。

 

二度とやりたくなくなっちゃう。

 

そうこうしてるうちにパッケージに同梱されていたシリンジ(注射器)もどっか行っちゃったので、ハラに残る少量の水と共に永遠に封印することにしました。

 

リップンリック ビルノーマン ノーマンルアーズ ジャークベイト
リップンリック ビルノーマン ノーマンルアーズ ジャークベイト

 

フックはがまかつ製を採用してそれなりにやる気を見せてくれているんですが、実はここにも落とし穴が。

 

実はこのリッピンリック、本来の仕様はフロントフックが”#2、セカンドが#4、リアが#6 という具合に全てのフックのサイズが違うはずなんですが、この個体は最初からフロントとセカンドが同じ#4フックでした。

 

ヲイヲイ大丈夫かよ。

 

アメルアがダメって言われるのはこういう詰めの甘さがあるからなんですよねー。

 

ご丁寧にエイトリングにまで吹かれたグリッターがなんか哀愁を誘います😭

 

 

リップンリック ビルノーマン ノーマンルアーズ ジャークベイト

 

あのレジェンド、リッククランが開発した・・・という触れ込みで、ノーマンルアーズとしては相当気合い入れてたんだろーけど、あまりにもグダグダな仕様が仇となり早々にショップの陳列棚から消えてしまいました。

 

その名の通り、RIP(Rest In Peace/安らかに眠れ) になってしまったのはなんとも皮肉なもんです。

 



 

コメント

 

1. ぱーま屋 June 24, 2007 22:41
RCはコンセプトはいいんだろうけどいつもファクトリーが・・・。
ラッキー×バスプロSのコラボクランクは◎っす!

 

2. はーさん June 24, 2007 22:54
え?! これリッククランが(また)いっちょかみしてたルアーだったんですか! 知らなかった~。
しかし、ノーマンはパッとせずとも一応ちゃんと動くルアーを作るメーカーだと思ってたんですが・・・リックが何をささやいたのやら(笑

 

3. のんだくれ June 25, 2007 22:48
ぱーま屋さん、まいどです。
のんだくれはラッキーのハイバックシャイナーもどきが気になってますが
全然ショップで見かけません。  売ってんですかね?アレ。

 

4. のんだくれ June 25, 2007 22:50
確かに。 ノーマンにしては詰めが甘かったね。
このルアーのプロデュース料に一体いくらかけたんでしょーね、ノーマンさん家は。

 

5. いるか June 26, 2007 07:29
ファットなロングAチックなボデーが、なかなかそそるんですが…よもや動かないとは、何とも全否定なオチだこと(笑)

 

6. のんだくれ June 26, 2007 08:30
ね? 思わずバイトしたくなるくらい美味しそうなボディシェイプでしょ?
でもねー、ホントうごかないのよ。
それともワンダー的に超弱波動でスーッと動かすルアーなんでしょーか。

 

7. 80’s Bassing June 26, 2007 08:34
これは欲しいですわーーーー
C級?具合がタマランですな。。

 

8. のんだくれ June 26, 2007 08:37
あらら、同じタイミングでカキコしてますねー。(笑)
まさにC級。 一度使ったらそのまんま3軍ボックス行きですわ。