ダールバーグズクラッキンクレイフィッシュ Darlburg’s Clackin’ Clayfish / リバー2シー River2sea

クラッキンクレイフィッシュ リバー2シー インプレ ザリガニ

 

それまでは鼻で笑ってたブランドだったのに、1つのアイテムでブランドのイメージをガラッと変えられてしまう事がたまーにあります。

 

今回のリバー2シーがまさにそれ。

 

だって今まではパチモンばっかり出してたブランドですよ。

 

そんなメーカーがいきなりB級感テンコ盛りのザリガニ型オリジナルルアーを発表してくるんですから、ザリ好きののんだくれには無視しろと言う方がムリ。

 

ということで今日のゲストはリバー2シーが世に送り出した記念すべき初のオリジナルルアー、クラッキンクレイフィッシュでございます。

 



クラッキンクレイフィッシュ リバー2シー インプレ ザリガニ

 

このルアーは、釣り番組のホストを務める傍らオリジナルルアーを製作しているラリー・ダールバーグ氏とリバー2シーがタッグを組んだ共同プロデュース商品。

 

ラリーって誰だよ?という方がほとんどだと思いますが、実はこの人、あのホッパープロッパーを開発した人。

 

フライフィッシングをやったことある方には、バスバグの定番ダールバーグダイバーの発案者と言えば分かりやすいでしょうか。

 

ワールドワイドに自分のルアーをリリースしたかったラリーと『パチモンばっかりじゃこの先、食っていけんなー』と日々思い悩んでいたリバー2シーの思惑が一致した商品と言ってもいいでしょう。

 

クラッキンクレイフィッシュ リバー2シー インプレ ザリガニ

 

このルアーの特徴は、ハサミと頭部をソフト素材、テール部分をハードプラスチックで組み合わせたハイブリッドルアーであること。

 

今年のICASTショーのプールでデモンストレーションするラリー本人と話をした時、彼はハイブリッドルアーの特性と有効性をアツく語ってくれました。

 

彼曰く、硬い物が発するディスプレイスメントと柔らかい物が発するディスプレイスメントは本質的に全く違う。

 

バスが通常捕食しているエサは、小魚にしろカエルにしろ、硬いものと柔らかいもの、その両方のディスプレイスメントを発している。

 

しかしほとんどのルアーは硬いか柔らかいかのどちらかしかない。

 

そこでザリガニの動きにその両方のディスプレイスメントを合わせたのがこのルアーなんだ! との事。

 

まぁどっかで聞いたことあるよーなご論法ではありましたが、実際にコイツの動きを見たら良くも悪くもアメルアのバカっぷりがテンコ盛りでそんな理論なんかどっかにトンじゃいました。

 

百聞は一見に如かず。 まずは動画でそのおバカぶりを見てくださいな。

 

ちなみに解説してるのはラリー本人です。

 

 

どーです、この動き。

 

のんだくれはショー会場でこのおバカな動きを見ただけで瞬殺されました。

 

大真面目にアホを追求する熱意では向こう100年アメリカには勝てんなと。

 

クラッキンクレイフィッシュ リバー2シー インプレ ザリガニ
クラッキンクレイフィッシュ リバー2シー インプレ ザリガニ

 

そんな胡散臭さテンコ盛りのルアーを演出しているのがこのメカ尻尾。

 

テールの先っちょだけがヒンジによって上下に動く構造になっています。

 

過去にフレックスクローフィッシュのようにテール全体を【折り曲げる】タイプの物はいくつかありましたが、こんな具合に先っぽだけヒラヒラと動くものは初めてです。

 

フレックスクローフィッシュ Flex Crawfish /ストライクプロ Strike Pro

 

気になる引き心地は、まるでザリガニ釣りで時折手元に伝わってくるアレ、つまりイカゲソをハサミでつまんだままシッポをピンピンするあの手応えにソックリなんです。

 

でも手応えだけじゃないんです。

 

シッポのパーツが上下する度に本体側に当たって、ザリガニが逃げる時に発するカッカッカッカッ… というクラック音を発するんです。

 

これはもう反則です。 卑怯です。

 

さすがにラトルが発するサウンドではないので、ラトルトラップのように水上のアングラーに聞こえる音量ではありませんが、手で振るだけでも結構な音を出すのでそれなりの効果はあるんでしょうね。

 

ラリーはこのクラッキングサウンドの調律には相当こだわったようで、ザリガニが発する音に似せるべく、テールのパーツ素材や接合方法まで相当数をテストしたんだと。

 

誰がどう見てもB級で、絶対に主流にはなれない馬鹿なルアー開発に何年もかけるラリー爺のこの熱意… こりゃ日本は戦争で負けるはずだわ。

 

クラッキンクレイフィッシュ リバー2シー インプレ ザリガニ
クラッキンクレイフィッシュ リバー2シー インプレ ザリガニ

 

そんなメカニカルなテール部分とは反対に、ボディは非常にリアルな造り込み。

 

クリっと飛び出たつぶらな目や、甲羅の微妙な段差や盛り上がりなど、ザリ好きのハートを鷲づかみです。

 

ハサミの中は空洞になっているので、ボトムでのステイ時にエアによる浮力でハサミをもたげた威嚇姿勢を取ります。

 

前出のフレックスクローはハサミの素材自体に浮力体を採用してたので、こんなところにもメーカーごとのコンセプトが見え隠れしてて面白いですね。

 

しかしここでもラリーの理論が炸裂します。

 

このルアーは硬い部分と柔らかい部分が混在するので、バスが口にした時、よりリアルに感じられてすぐに離さないんだぜ、と攻撃の手綱をゆるめてくれません。

 

うーん、さすがB級。 こういう後付け的なウンチクは大歓迎です。

 

というか、こういう胡散臭い能書きがあってこそのB級ですから、あのカラーセレクターがそうであったようにアングラーのテンションを上げる意味では無くてはならないものですよね。

 

クラッキンクレイフィッシュ リバー2シー インプレ ザリガニ

 

そんな理論尽くしのソフトパーツは、こんなフックによってテール側にリグられます。

 

低重心のウェイトに装備された鬼の金棒のようなバーブはまるで中世の拷問器具のような佇まいです。

 

クラッキンクレイフィッシュ リバー2シー インプレ ザリガニ

 

そうそう、コイツにはこんなリプレイスメントテールも同梱されてるのでこんな対決ごっこでも楽しめます。

 

クラッキンクレイフィッシュ リバー2シー インプレ ザリガニ

 

お約束のネームはシッポのウラにプリントされてます。

 

ラリー自身は何か思うところがあって、クローフィッシュではなくクレイフィッシュという呼び名を選んだんでしょうが、電話でリバー2シーのスタッフと話してると、呼び方がクレイフィッシュだったり、クローフィッシュだったりとかなりアバウト。

 

社員全員の意志疎通に苦慮するのは日本もアメリカも変わらないようです笑

 

クラッキンクレイフィッシュ リバー2シー インプレ ザリガニ
クラッキンクレイフィッシュ リバー2シー インプレ ザリガニ

 

ボトム付近を巻いては止めて、さらに巻いては… の繰り返しで使うこのルアーを『全く新しいクラッキンベイトというカテゴリーさ』と言い放つラリー爺を見て、思わずブルッと来ちゃいました。

 

たったそれだけのことでそれまでのリバー2シーのイメージすら根底からひっくり返されちゃったのんだくれは危険水域に入っちゃってますでしょうか。

 



 

コメント

 

1. 道楽先生 November 06, 2010 16:16
こんにちは
動画見ました(^^)
このザリガニ君
動きが、本物そっくりですね
最初は、本物のザリガニの映像かと思いました
バス釣りは、トップオンリーですが、1つ欲しく成りました^^;

 

2. tsurumann November 06, 2010 18:03
鈴木大地を思い出しました。
こんなのが日本に上陸したら、また財布が軽くなってしまいます(泣)

 

3. なっかん November 06, 2010 21:47
このザリガニもまたええですね~。
フレックスクローフィッシュよりも使い勝手が良さそうですね。

 

4. のんだくれ November 06, 2010 22:14
道楽先生
今までのザリガニベイトはウォブリング主体のアクションですから、こんなバサラ泳法するヤツは珍しいですよね。
しかしトッパーをも魅了するB級度…  リバー2シー恐るべし。

 

5. のんだくれ November 06, 2010 22:18
tsurumannさん
鈴木大地! 久々に聞きました。(笑)

 

6. のんだくれ November 06, 2010 22:20
なっかん
ウェイトもフレックスの半分ぐらいですから格段に使いやすいですよ。

 

7. 赤ベロ November 07, 2010 01:23
カエルといいザリガニといいリバー2シーど~したんでしょう(笑)
肝心な重さは何グラム位でしょうか?

 

8. ジェロ November 07, 2010 03:32
鈴木大地だぁ
バサロ?
はぁ
こんな動きするんですね~♪

 

9. カープヒロシマ November 07, 2010 08:32
対決ごっこに萌えました(爆)
僕だけじゃなかった、ホッ(笑)

 

10. のんだくれ November 07, 2010 20:38
ジェロさん
その昔、スミスが同じような動きをするルアーで、その名もバサロっての出してましたね。
久々にアレも使いたくなってきたなー。

 

11. のんだくれ November 07, 2010 20:39
カープさん
対決ごっこは基本です。

 

12. のんだくれ November 07, 2010 21:29
赤ベロさん
コーモランと同じでついにリバー2シーもパチだけじゃアカンと目覚めたんでしょう。(笑)
あ、ウェイトは1オンス弱です。

 

13. かうたん November 08, 2010 01:52
なんすかコレ(笑)
スミスが果たせなかったバサロ泳法を…(笑)
トリガーフィッシュと言い、これと言い、アメさんにかかればどんな動きでも可能なんじゃ無いかと思えて来ました…(汗

 

14. のんだくれ November 08, 2010 04:22
かうたん
こういうアホなルアーはやっぱりアメリカの独壇場ですね。
そもそもこんな狂ったのを真剣に量産しようという考えが我々ジャポネにはありませんから。

 

15. Lagoonist28号 November 09, 2010 10:14
お久しぶりです。
まさにスミス・バサロですね。
でも、こっちの方がピッチが早いと言うか、切れがいいというか・・・。ジョイントをかいしてバサロしてるからでしょうね。
スミスバサロには完敗しましたが、こいつならいけそうな気がしてきました(笑)
今年の初春、知人が生ザリで爆釣してたので、その対抗馬にならんものか?と企んで見たり・・・。
まだ、メリケンでも出てないですよね?

 

16. のんだくれ November 09, 2010 12:38
Lagoonist28号さん
バサロはまったり系の泳ぎですからね。
まあアレはアレでイイ味だしてるんですが。(笑)
コイツは米国内では先月からデリバリーが始まってます。
なんでもリバー2シー始まって以来のビッグディールになってるそうで、担当者もコーフンしてました。
アメリカ人ってこういうの好きそうですもんね…   ってのんだくれもですが。(汗)

 

17. ガンキチ November 09, 2010 20:52
さすがメリケンルアー、アホすぎる。
こんなアホな発想できるところが凄いですね。
しかしコーモランと比べられるとリバー2シーに失礼(?)かと。
同じパクリでも造りはマシでしょwww

 

18. のんだくれ November 10, 2010 00:24
ガンキチさん
これホントにリバー2シー? と思ってしまうほど造形と塗りはアップグレードしてます。
多分今までのパチシリーズとは生産している工場も違うんじゃないかと思います。
これ以外にもまだ秘蔵っ子が控えてるみたいなので、今個人的にかなりアツいブランドです。

 

19. ばんぱく November 13, 2010 23:58
バサロ泳法ルアー、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
やっぱりアメリカ人の発想って、ぶっ飛んでますね
近所にいるアメリカザリガニがこんな泳ぎ方をしていたら、怖い、怖すぎる

 

20. のんだくれ November 14, 2010 17:34
ばんぱくさん
デザイナーのラリーと話をしてると、あまりにもディープ過ぎて笑えてきます。
なんつーか、売るよりも自分の満足が先、みたいな。(爆)
そんな万人受けしないところがウケてるのか、このルアーとカエルはリバー2シー始まって以来の大ヒット。