テラー35 3/8oz Terror 35 3/8oz / ズイール Zeal

ズイール テラー35 3/8 1994 オールド

 

えー… のんだくれはズイールのルアーが大好物です。

 

何故なら釣れるから。

 

でも単に釣れるというだけでなく他の要素がたくさん詰まってるのもズイールの魅力なんです。

 

ということで今日のゲストはそんな要素を凝縮したテラー35の3/8ozでございます。

 



 

 

言うまでもありませんが、テラー35はズイールのペンシルベイトブラザーズの一員です。

 

テラー、テラーII、テラー45、テラー90などなど数多くの兄弟がある中で、最も扱いやすいと言われているモデルでもあります。

 

扱いやすいと言われる最大の理由は、このヘッドのボリュームが生み出す水押しとスライディング性能とのバランスが絶妙だから。

 

つまり動かして楽しく、かつ釣れちゃうというトップウォータープラグの必須条件を高レベルで満たしているんです。

 

ズイール テラー35 3/8 1994 オールド

 

その秘密はこの流麗なボディライン。

 

ヘッド部が切り裂いた水をスムースなボディが後ろへ受け流してくれるので、まるで水を弾いているかのように軽やかにスライドしてくれます。

 

そんなもんペンシルベイトなんだから当たり前じゃん!と言われそうですが、実はスライディングが得意なことを謳い文句にしているペンシルベイトでも “水を受け流す” という基本性能がイマイチなものがたくさんあるのです。

 

ズイール テラー35 3/8 1994 オールド

 

実測79mmという釣れごろサイズにまとめられているのも人気の秘密。

 

ご存知の通りテラー35にはチマサイズから5/8ozまで数多くのバリエーションがラインナップしていますが、3/8ozモデルはアメリカ規格の12lbライン(国内規格だと大体16lb)でもしっかり動くのでタックルの制約が少なく、非常に扱いやすいんです。

 

ズイール テラー35 3/8 1994 オールド

 

浮き角は大体25度ぐらい。

 

なんだよテラー35なのに35度浮きじゃないのかよ!というお約束のツッコミがたくさん聞こえてきますが、ズイールはこういうもんだと割り切りましょう😁

 

自然素材ゆえこの浮き角自体もまちまち。

 

さらにズイールは年代によって素材やボディの太さも違うので、大体こんなもんでしょ!というざっくりした受け止め方がアングラー側にも要求されます。

 

ズイール テラー35 3/8 1994 オールド

 

年代によって… と書いたついでに、同じテラー35でも製造年によって性格が全然違うんだよというのをお見せしましょう。

 

左が今回のゲスト1994年モデル、右が1999年モデルで、どちらも3/8ozサイズです。

 

見た目ですぐ分かる通り、ヘッド部のボリュームが全然違いますね。

 

94年モデルが最大幅21.0mmなのに対し、99年モデルは22.5mmと、1.5mmもの差があります。

 

全長も94年が79mmに対して99年は83mmと、4mmもの差が。

 

ウェイトも94年が12.6gで99年が14.8gと2g以上の重量差。

 

数字だけ見るとほとんど誤差のようにも見えますが、大きさで5%、重さで15%もアップしてたらもうルアーとしては別物です。

 

当然アクション特性も全く違うものになります。

 

ヘッド形状が鋭角でスリムな94年モデルは30cm超えロングスライドとクイックターンの得意なスラッシャーで、早めのドッグウォークでリアクションバイトを取っていくのに向いているアグレッシブタイプ。

 

対する99年はヘッド部のボリュームで強く水を押し、ターン時に多くのスプラッシュとバブルを出すスロー&ステディ派アングラーが好むタイプ、と同じ名前のルアーとは思えないほど性格が違います。

 

さらに同じ製造年でも木材の使用部位により微妙にレスポンスが違ってくるんです。

 

これを品質のバラツキと見るか、はたまた個性と見るかは人それぞれですが、使うたびに新しい発見があるという意味では、最高に楽しいプラグではないかと。

 

いずれ製造年ごとの特徴を一覧表にでも表そうかと思ってるので気長にお待ちくださいませ。

 

ズイール テラー35 3/8 1994 オールド
ズイール テラー35 3/8 1994 オールド

 

リグは前後ともオリジナルカップ&ヒートンの直付け。

 

フロントのカップには “ZEAL LURE PRODUCTS CO.LTD” の刻印が入っていますが、2000年から “ZEAL LURES CO.LTD” に。

 

ズイールもいろいろありましたからね、この辺も変わって当然でしょう。

 

ズイール テラー35 3/8 1994 オールド

 

ネームはお約束のハラにこの通り。

 

ズイールのウッドプラグは使ってるうちに塗装が剥げてきて、ネームが無くなっちゃうのが辛いですね。

 

昔はそれがイヤで、ヒビが発生するたびに画像のようにエポキシや瞬間接着剤でタッチアップしてましたが、今は補修は全くやらなくなりました。

 

その理由は2つ。

 

ひとつは、エポキシ樹脂の経年劣化によって画像のように色が変わって汚くなってしまうから。

 

もうひとつは、塗装の割れ目からウッドの素地に水が染み込むことにより、動きがヌルッと艶かしくなることを知ったから。

 

またキモヲタがワケ分からんこと言っとるがな!と言われそうですが、ズイールのプラグは水に浸けたばかりと1時間ほど使った物とでは明らかに動きが違うんです。

 

事実、ズイールを極めているヒトタチの中には、使う前から水に浸して馴染ませてからじゃないとラインに結ばない!なんて人も。

 

プラスチックのインジェクションプラグではこういう楽しみ方はできないので、やっぱりこれも”単に釣れるだけじゃない要素”のひとつですよね。

 

ズイール テラー35 3/8 1994 オールド
ズイール テラー35 3/8 1994 オールド

 

バスフィッシングバブル華やかなりし90年代のズイールルアーは入手困難どころか10000円以上で取引されていましたが、最近は欲しいものが正価で手に入る良い時代になりました。

 

かつては争うように買われて行ったプラグたちも今では値ごなれして、当時の半額以下で入手できるようになりました。

 

なので、もしズイールのプラグを使ったことがない人がいたら、是非この機会に入手して使って欲しいのです。

 

今までとは全く違う道が開けて、今まで以上にイバラの道になっても知りませんけどね🤣

 



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