ファットフリーシャッド / ボーマー

 

『釣れるシャロークランクはどれ?』 と聞くと、ありとあらゆるシャロクラの名前が挙がりますが、『釣れるディープクランクは?』という質問になるとその数は一気に少なくなります。

しかしその中で必ずと言っていいほど名前が挙がるのが、ノーマンのDD‐22とマッドペッパーマグナムと今日のゲスト、ファットフリーシャッドです。

一見、オカッパラーには無縁のクランクベイトに思えますが、オカッパリだからこそ使ってもらいたいクランクのひとつです。

 

 

コイツは御大ビルダンス監修の下(ホントに監修したんでしょーか笑)、エクスキャリバーシリーズの潜り屋としてデビューしたディープダイビングクランクです。

日本では96年ぐらいから販売されてたはずですが、その当時日本ではメガバス・ラッキークラフト・エバーグリーン三社が三つ巴となったリアル戦線が開幕したばかりだったので、コイツのデカさと間抜けな顔は誰も相手にしてくれず、スルーされまくってましたね。

 

 

そりゃそうですよ、このフォルムを見て、リアルだー!なんて感動するヒトなんて誰もいませんから。

しかも当時はサスペンドする方が釣れるというヘンテコな理論がまかり通っていて、基本浮かれポンチなコイツはケッ!という目で見られて、ワゴンで肩を寄せ合っておりました。

しかーし、そんな強烈なアゲインストにも関わらず、コイツで釣ったという報告があちこちから聞かれるように。

すると、試しに使ってみようか… 的に投げる人も多くなり、その結果、実力が広まったという珍しいクランクベイトなんです。

 

 

コイツの特徴は何といってもこのボリューム。

リップを含むボディ長120mm、その体重たるや実測33gという結構な存在感です。

このボリュームだけ見ると、”琵琶湖専用”という文字が頭をよぎるので、日常のチョイ投げ釣行にはなかなか釣れ出してもらえませんが、のんだくれに言わせたらチョイ投げだからこそ使って欲しいクランクなんです!

 

 

まずその理由はファットフリー特有の泳ぎにあります。

ビル・ダンスが設計したと言われているダイビングリップですが、これが非常に小気味良いアクションを生み出してくれるんです。

その泳ぎをひと言でいうと、キビキビ感のあるロールをほとんど伴わないややタイトなウォブリング。

 

 

そのデカいリップを見た後では拍子抜けしてしまうほどの巻き心地でシュルシュルと潜ってくれます。

リトリーブし続けると良い運動になるのでファットフリー(脂肪とは無縁)という名前になったらしいですが、DD22の激重クランキングに慣れてるのんだくれにしてみれば非常に軽く感じます。

 

 

そしてボディもちょっとフラットサイド的な要素を持っているので、ウォーターディスプレイスメントもなかなかのもの。

その上そんなボディの中にはカラカラと良く響く固定重心式のラトルが入ってるんですから、巻いてて楽しい事この上なし。

クランクベイトはどれだけの回数を投げられるかで勝敗が決まりかねないベイトだけに、巻いてて楽しいという要素は非常に重要です。

 

 

エクスキャリバーシリーズにおいてはこのホログラムのスケールパターンは己のアイデンティティをアピールするのに必要不可欠ですね。

ホログラム塗装という手法は日本では80年代後半からオーロラ塗装とかレーザーフィニッシュという呼び名で既に導入されていたので、コイツがホロドレスで登場しても特に目新しさを感じませんでしたが、今こうして改めて見てみると、イイもんですね。

いかにもアメリカ人が好きそうな無駄なギラギラ感がタマりません。

ちなみにコイツのカラー名はスレッドフィンシャッド。

後付け感テンコ盛りです😁

 


 

フックは前後ともヒネリの入ったエクスキャリバー。

フックカバーが付けられんとのクレームが多発しましたが、コイツの実力を知った途端に文句を言わなくなるという話も。

いつの世も釣り人ってのは勝手なイキモノですね。

 

 

ボディにはしっかりとビル・ダンスのサインがプリントされています。

このサインがルアーに乗ることで、ビルには一体どれほどのビル(紙幣)が流れ込んだんだろーか… などと下世話な事を考えながらリトリーブしてると案外デカいのが喰って来るもんです🤣

ちなみに彼のファーストネームであるビルはニックネームなのをご存知でした?

ビルダンスの本名はウィリアム・ダンス。

ウィリアムという名の人をビルと呼ぶのはアメリカではお約束で、マシューはマット、チャールスはチャド、トーマスはトムになるというお決まりのアレです。

でものんだくれが未だに理解できないのは、何故リチャードがディックという呼び名になるのか、という事。

チンコですよ、チンコ!

リチャード → リック → ディックという流れなのはわかるんですが、何故リックで止まらずにそこまで行く???  …って全然ルアーに関係ねーし!🤣

 

 

肝心の使い方ですが、ディープをグリグリ… というのはボート派に任せておいて、オカッパリ派ののんだくれはコイツを主にワッフル形状の斜め護岸で使ってます。

ワッフル護岸とナチュラルボトムの境目を斜めに刺して行くイメージでで引いてくるとゴン!といった具合。

リップ形状が良いのかワッフルの継ぎ目に喰い込んだりしないし、ヒラ打ちしないのもイイところ。

こういう大き目のディープクランクをオカッパリで投げてるアングラーがほとんどいないせいか、チビでも結構喰ってくるので、もし持ってるならお試しを。

 

 

 

コメント
*投稿時にいただいたコメントをそのまま転載しています

 

 

1. からし April 17, 2011 21:00
このサイズは迫力に負けて今までスルーしてましたよ。
これだけボリュームがあればシャロークランクだとラインが挟まってロストしちゃうエリアでもクリアしてくれくれそうでいいですね!

 

2. なっかん April 17, 2011 22:17
完全に、のんだくれさんの影響でオカッパリで
ディープクランクを使ってます(笑)
しかし、目にウロコです・・・底をスロ~で引きたい時は
ラバージグ使ってましたが、ディープクランクの方が
浮かすことができる分ロストなく操作性もグッドっす!!

 

3. のんだくれ April 18, 2011 02:52
からしさん
でかディープクランクのシャロー使いは、周りから好奇の目で見られる事さえなければ超オススメです。(笑)

 

4. のんだくれ April 18, 2011 02:54
なっかん
トップウォーターでしか獲れんサカナがおるとよく言われてるけど、のんだくれ的にはディープクランクでしか獲れんサカナもおる!と言いたい(笑)

 

5. いるか April 18, 2011 15:32
ああ…オリジナルサイズからサイズ展開すんのはいいけど、小さくなるほど(どうでも)イイ出来というアメリケンお約束のクランクっすね(笑)
これが各ショップでワゴンに落ちたときは、嬉しいよりも暗澹たる気持ちでした。一度ワゴン行くと定番復活はほぼ無理だし…
しかしコレ、20年後のマーケットでも変わらず売られてるんじゃないでしょうか。
モデルAやウィRのような、次の世代に残るルアーだと思います。

 

6. とびっく April 18, 2011 21:07
こんばんは(・∀・)ノ
以前のんだくれさんがおっしゃってた様にこういうデカいディープクランクは中古屋で安いですね。
ロストしても入手しやすいので今年はシャローで使ってみます。

 

7. のんだくれ April 19, 2011 00:17
いるかさん
コイツは間違いなく20年後でも売れてるでしょう。

 

8. のんだくれ April 19, 2011 00:18
とびっくさん
ヘタしたら新品でも100円とかで出てますからね。
逝っとくしかありません。(笑)

 

9. い~もん April 19, 2011 02:18
まいどです
自宅近くのセコ屋で\210で、けっこう売ってました
たしか青背チャートも…
旅に出ます!!
来日中のMR.BIG
FREEのカバー曲
MR.BIGでMR.BIG♪

 

10. むぅ April 19, 2011 15:54
プラドコヘドンばっかり使ってた’97年の私には
衝撃的にリアルでしたよ!
ディープクランクは琵琶湖でしか使ったことありませんが
なぜか小バスだけでした・・・

 

11. のんだくれ April 20, 2011 03:41
いーもん
例の川でも結構使えると思うんだけどね。(笑)

 

12. のんだくれ April 20, 2011 03:43
むぅさん
衝撃的にリアル。(笑)
確かにそれまでのプラドコとは一線を画した展開でしたからね。
ディープクランクは小さいのでもガンガン喰ってくるので、使い慣れてない人にとってはオドロキのようです。

 

13. バンクマン December 07, 2011 16:15
ご案内により旧サイトから飛んできました。
私、いま、実釣は基本シバスonlyなのですが、これ(FFS)とか、およそシバス向けでない(と思われる)ルアー、かなり備蓄してます。
でも、皆さんのコメント見ると、シバスでも行けそうな気がしてきました。
週末のシバスボートに投入しようかな。
(とりあえずエバグリのGD600は用意済みだけど(^^;))