ウェイテッドフィンランディアミノー / ガルシア

 

今日は激シブ系のルアーで攻めてみましょう。

帝王ラパラの牙城を崩すべく、ガルシアフロッグで有名なあのガルシア社が1970年代に世に放った刺客、その名もフィンランディアミノーでございます。

 

 

その名の通り、コイツはフィンランド生まれのオサカナちゃん。

欧州ではウォブラーと呼ばれるカテゴリーのものですね。

ウッドボディにフォイル貼りフィニッシュ、ブラスのワイヤーワークに、テスト中しながら少しづつリップを削った痕が生々しいルックスとくれば、間違いなく北欧産。

 

 

正直なところ、のんだくれはこのルアー自体にあんまり興味はありませんでした。

だって入手経路すら思い出せないくらいなんですから。

でもこのルアーには一つだけ気になった事があったのでゲットしたのは覚えてます。

その気になった事とは…

 

 

ジャーン!   これですがな。

この垂直にいきり立ったリップがのんだくれの琴線をピィーン! とハジいてくれちゃったんです。

ミノーなのに垂直リップ? どんな動きするんでしょ?? と思い始めたらもう止まらない。

ということで、お決まりのコースですわ。

結論から言っちゃいますが、肝心のアクションはどって事ありませんでした。

いわゆるフツーのミノーのアクション。

スモールフライシャッドの垂直リップ版のアクションを知ってただけにちょっと肩スカシを喰らっちゃった感じ。

 

 

ただアクションよりものんだくれが感動したのは、こいつったら超ファーストシンキングだったこと。

特に体を震わせるわけでもなく、ほんの少しだけ頭を下げた姿勢で真っ直ぐにボトムへと急ぐその姿はどこか潔さすら感じさせるほど。

わざわざウェイテッド(=Weighted)とネーミングしてるくらいだから、それなりの早さで沈むんだろーなとは思ってましたが、まさかここまでとは。

オカッパリで使うときは、リトリーブ中もロッドを高く保持してないと知らない間にボトムを掘ってます。

でもこれはキャスティング用ではなく、ライトトローリング向けに開発されたものなので至極当然の事。

レッドコアラインやダウンリガーを使わずにルアー単体である程度の深度までルアーを届けようとすると、この重量がなければ使い物になりませんから。

 

 

ラパラに対抗してたのか、それとも単に当時のトレンドだったのかは知りませんが、コイツもしっかりクチベニ塗ってます。

しかしラパラのそれとは正反対の、真っ赤なルージュベタ塗り仕様。

ラパラがヘルシンキの高級住宅街にお住まいの高貴な貴婦人だとすると、このフィンランディアは一昔前のカッリオ地区に蠢くドラァグクイーン的な… なーんて言ったらガルシアファンに怒られそうだな😁

しかしホイルは星型マーク入りのナイスな感じ。

そういえばラパラの100周年記念モデルだったっけ? アレもこんな星型フォイルになってたけど、コイツとは何か関係があるんですかね?

のんだくれはラパラの歴史にはイマイチ疎いのでどなたかご存じの方がいらっしゃったらご教授下さい。

 

 

通称ハラマキの上にはメイドインフィンランドの文字が燦然と輝いてます。

ルアー自体のネームもないのに製造国だけをスタンプしているのは、あの当時アメリカ市場では、フィンランド製ミノーであるという事が一種のステイタスというか品質の証だったから。

70~80年代のメイドインジャパンと同じですな。

 


 

ブラスのフックハンガーにぶら下がるフックはラパラとはちょっと違うラウンドベンド。

写真がショボくて見辛いですが、フック製造時についたであろう圧着痕がクラシカルな雰囲気を醸し出してて、いい感じです。

この辺のフック選びにもひと理論ぐらい隠れてそうですね。

 

 

オリジナルのガルシア社自体、もう存在してませんが、このルアーは元々ガルシアのものじゃなかったハズ。釣り具の歴史は合併吸収の歴史でもあるということを再認識させられるルアーですね。

 

 

コメント
*2009年投稿時にいただいたコメントをそのまま転載しています

 

1. 水澄まし July 30, 2009 22:17
今晩は!
北欧手作りの匂いプンプンです。
何でだろ?フィンランディアと言うネームに何故か引っ掛かるんですよ。
チョコレートの銀紙みたいでよろし。

2. あざらしみうら July 30, 2009 22:38
フィンランディアっていうとニルズマスターのミノーの名前ですが、
それとはまた別みたいですね。
フィンランディアの本来の意味はジャパニーズ位の意味なんですかね?

3. 釣りキチ万博 July 31, 2009 00:51
こんばんは
この『☆スターホイル☆仕様』は明らかに1960年代初期
にラパラルアーに採用されていた『オリジナルスターホイル』を意識したものだと思いますのんだくれさんが書いているように、ラパラ一族の秘伝、
『ラパラ/LR100(ラウリ・ラパラ生誕100周年記念限定ルアー)』にも採用されていましたね

4. のんだくれ July 31, 2009 10:45
水澄ましさん
ネーミングに引っ掛かるのは酒の名前だから?(笑)
昔その名もフィンランディアというお店があって、北欧ではなく東欧の美女たが…      あ、もうヤメときます。(汗)

5. のんだくれ July 31, 2009 10:47
釣りキチ万博さん
あのルアー買いそびれたんですよ。
まだ売れ残ってるからいいか… と思ってたらいつの間にか消滅。
ま、ジンセイそんなもんっスよね。

6. のんだくれ July 31, 2009 10:49
あざらしさん
まあニポーン人とかニポーン製ってのと同じぐらいの感覚でしょうね。
でもさすがにジャパニーズっていう酒は出てませんね。
あ、日本盛があるか。

7. いるか July 31, 2009 15:12
そんな早く沈むミノーで立ったリップ…リップが立ってる→ローリング少ない→安定志向のピリピリ・アクションファスト・シンキング→早巻き可能んで北欧とくれば…急流のトラウト狙い?つまりは流速の早い場所でも、他にないほど高速リトリーブが可能というわけですね。

8. tei-g July 31, 2009 23:15
確かに最初き目が行くのはリップですね。浮いたらウェイキングにぴったりなんでしょが・・。

9. 80’s Bassing August 03, 2009 07:17
ん~~Fサロのダンボールに大量にブチ放ってあったクサモン風味やねぇ(笑)

10. のんだくれ August 04, 2009 20:03
80’sさん
やはり関西勢は皆さんFサロを思い出すんですね。(笑)