見つけたら幸運が訪れる? ショボいくせに唯一無二の実力を持つマイクロポッパー バストラッカーポッパー50 Popper 50 / アビースペシャル ABY Special

アビースペシャル ABY Specialトップウォーターポッパー•チャガー
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はじめに

 

全く期待していなかったルアーが実はトンでもないリーサルウェポンだったという経験は誰にもあるはず。

 

今日のゲストは、破壊的なパフォーマンスを見せてくれたアビースペシャルのポッパー50。

 

誰がどう見てもショボい安物ルアーですw

 

 

ポッパー50とは

 

このルアーとの出会いは15年ほど前、ロドリ取材で雄蛇ヶ池に行った時。

 

編集長が欲しいものがあるからと近くのアタック5に寄るもお目当てのものは見つからず。

 

手ぶらで店を出るのも気が引けるからとワゴンの中にあったこのルアーを連れ帰ったのが馴れ初めです。

 

ポッパー50はかつてアビースペシャルが出していたポッパー。

 

実売価格3〜400円という事からも分かる通り、完全にエントリー派、キッズ向けのルアーです。

 

パッケージには「バストラッカー ポッパー50」とあったものの、バストラッカーがシリーズ名なのかルアー名なのかは全くの不明という謎に包まれた存在です。

 

ちなみにアビースペシャルはかつて絶妙なパクリ具合であらゆるルアーをリリースしていたブランドで、ルアーではインターセプターシリーズが代表作。

 

他にもロッドやリールもラインナップしており、中でもフローターロッドはかなりイイ感じで一時期は主力ロッドだったことも。

 

アビースペシャルについていろいろ調べていくと現在のエイテックが絡んでいるらしいのですが、それ以上は謎….. というか調べる気がありませんw

 

まあこの辺はそれ系のマニアが多そうなのでそちらにお任せします笑

 

そんなポッパー50ですが、買ったものの使わないまま何年もボックスの肥やしとなっていましたが、たまたま投げたら、小バスながら入れ食ったのでそれ以来の一軍選手。

 

Xでも再三ポストしている通り、ラッキークラフトのベビーポッパー、ヨーズリのアームズポッパーマイクロに代表される小型のポッパーは、時としてトンでもない兵器になることがあるのでそのパターンにバッチリハマった訳ですが、釣れると分かれば特級の召集令発動。

 

アタマの中で進軍ラッパを吹き鳴らし、中古屋巡りのはじまりはじまりー。

 

 

ポッパー50のサイズ

 

そんなポッパー50のサイズは名前が表す通り、全長50ミリ、自重4.2g。

 

マイクロポッパーなので当然ですが、ちっこいです笑

 

しかしこのスペックながら、タックルセッティングさえ押さえておけば割と太めのライン(14Lbモノ)

でもそこそこ投げられるので実戦でストレスを感じるようなことはありません。

 

おそらくウェイトバランスというか飛行姿勢がイイんでしょうね。

 

サイズバリエーションがあるかどうかも分かりませんが、形状的におそらくワンサイズのみだと思われ。

 

安物ルアーの極みのような各部仕様

特徴あるカップ形状

 

このルアーの最大の特徴はなんといってもこのカップ形状でしょう。

 

他社のマイクロポッパーが比較的浅いカップ形状なのに対し、ポッパー55はタイニーラッキー13のようなダーター的要素も兼ね備えています。

 

各社マイクロポッパー。 ポッパー50だけ明らかにカップ形状が違うのが分かる。

 

 

しかしカップ内部にはラッキー13にはないディンプルもしっかり備わっていて、地味にヤル気が感じられる仕様。

 

 

 

 

さらにカップ下部の方が広くしたり、ラインタイも入力方向を十分に考慮した角度になっていたりと、確実に水を掴みにいくガチな設計になっています。

 

 

 

 

…とヤル気を見せておいて、カップの周りは成形時のバリがそのまま残ってたりと、安物ルアーの基本もしっかり守った萌えポイントも。

 

こういうテキトーな造りなのにちゃんと仕事してくれるあたり、オタのキモチを分かってくれてるなとニンマリしてしまいます。

 

 

リアル時代に対応した?反射板

 

 

ボディには反射インサートを装備して、それっぽく仕上げてはいるものの、ホイルが波打ってたり接着剤?がはみ出てたりと、ここもお約束の仕上がり具合。

 

 

 

 

とはいえ、エラの造形をうまく使ってボリュームを持たせたヘッドからテールに向かって急テーパーで絞った形状は良く計算されているなと唸らずにはいられません。

 

この辺は雰囲気だけでも当時トレンドだったメガバスPOP-Xに寄せたいというのもあったんでしょうね。

 

そしてPOP-Xが買えなかった当時の小中学生は、いつかはクラウンならぬ、いつかはPOP-Xを夢見てコレを買ったんじゃないかというビハインドストーリーなんかも透けて見えて来るようです….    って広げ過ぎ?w

 

ちなみに内部には遊動ラトルが内蔵されていて、このサイズのポッパーにしては大きなサウンドで鳴るのでラトル好きも満足出来るのではないかと。

 

 

唯一無二のダイブアクション

 

気になるアクションは45度浮き姿勢からのポップ&チャグ。

 

いわゆるスプラッシュ系ではないので、弱い入力ではポムッ!と甘く、ちょっと強めでゴブッ!と低く籠った音を奏でてくれます。

 

潜らない程度に小さくシェイクするとペチペチとギルが虫を捕食するような音も出せるので、サウンド的にはかなりの千両役者と言っていいでしょう。

 

そして注目したいのは、強めにトゥイッチするとしっかりダイブすること。

 

使用ラインにもよりますが、水面下10cm程度まで潜った後、自身が引き込んだバブルと共に浮上する芸当を見せてくれるのです。

 

レギュラーサイズのポッパー/チャガーで同様の動きをするものはいくつもありますが、マイクロサイズでちゃんと潜るのはこのポッパー50ぐらいしか知らないのでこれは要注目ポイント。

 

個人的にはこのダイブからの浮上がこのルアーの最大のキモだと思っていて、バイトのほとんどは水面下に発生しています。

 

これはやはりあのカップ形状の成せるワザなんじゃないかと。

 

てな感じでポップ音とダイビングアクションにばかりフォーカスしましたが、首振りもしっかりこなすのでオーバーハング奥のピンでゴニョゴニョ動かしたい人にも満足いくレベルに仕上がっています。

 

低音チャグサウンドとダイブアクションのインパクトが強かった事もあって、個人的には首振りではあんまり使いませんけどね。

 

そういう意味ではタイニーラッキー13とポッパーの中間的な位置付けのルアーだと解するといろいろハラに落ちるんじゃないかと。

 

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フックは交換必須

 

デフォルトで装備されていたフックは激ショボだったので前後ともスティンガーの#8に交換済み。

 

このフックがイイとかではなく、オリジナルの浮き姿勢が変わらないフックを探してたらコレに行き着いたというだけ。

 

そういえばフェザードフックも試したけれど、挙動だけでなくサウンドも死んでしまったので要らん事しない方がイイと思ひます。

 

 

謎につつまれたカラーチャート

 

カラーは画像のバス?ギル?カラーの他にいくつか確認できているものの、実際にどれだけのカラー数がラインナップしていたのかは不明。

 

レーベルの仕様違いを探すのと同じで、こういうのは最初に答えが分かってしまうよりも調べていく過程で新しい発見がある方が楽しいので無理に探さないのがオタのお作法その2。

 

アレですよ、このポッパー50は「目的地がどこなのかも分からずに暗闇の中を有視界飛行する」が思う存分に楽しめるルアーなんです。

 

 

ネームがない安物にありがちなアレ

 

 

このルアーにはネームらしきものもありません。

 

せめてアビースペシャルのロゴだけでも入れてくれれば…. と思ったんですが、ボディは変わらないのに黒目の大きさが微妙に違うモデルも存在するので、もしかしたら違うブランドからもリリースされてた可能性はなきにしもあらず。

 

 

 

 

まぁこの辺もお楽しみということで😁

 

 

入手はちょっと大変かも

 

 

そんなポッパー50ですが、いざ探すとなるとちょっとタイヘン。

 

生産終了から結構な時間が経っているのと、先述の通りネームがないのでフリマサイトなどでもなかなか出物がないのです。

 

ただ、過去の経験からメバルのポッピングに使っていたアングラーもいるようなので、ソルトコーナーのチェックもお忘れなく。

 

それと、のんだくれのように複数所持しているアングラーが多かったのか、ひとつ見つかると同じ店でいくつも出てくる、まるで四葉のクローバーのような出方をするルアーでもあるので、メバルに負けじと目を大きく見開いて探す事もお忘れなく。

 

まぁ見つけたら釣りに幸運がもたらされるという意味ではリアルフォーリーブスと言えるでしょうが。

 

 

おわりに

 

 

つらつらと思いつくままに書き綴りましたが、このルアーじゃなきゃダメという状況に遭遇することはほぼ無いのは千一夜読者の皆さんならご存知の通り。

 

しかしルアーフィッシングはルアーをはじめ、自身のタックルにどれだけ思いを込められるかが重要。

 

20cmにも満たないバスでも自分が好きなルアー、好きな攻め方で釣れたらその夜は布団の中で反芻してニヤニヤ出来るのです。

 

いやいや、その夜どころか永遠にニヤけられます。

 

メーカーやプロが「釣れる」とまくし立てるルアーにハァハァするのもいいけど、自分が信じたルアーと釣り方で思い出に残るサカナと出会うというスタイルも捨てたもんじゃないですぞ。

 

 

 

 

 

 

 

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