スクエアビル XCS100 / エクスキャリバーハイテックタックル

 

彗星のごとく表舞台に現れたアラバマリグによって、一気に終結してしまった感のあるスクエアビル戦争。

今となっては勝者が誰なのかも分からないほど曖昧な終わり方でしたが、その中でも本国では地味ながら確実にセールスを伸ばしているスクエアビルがあります。

それが今日紹介するエクスキャリバーのXCS100。

プラドコの隠し技です。

 

 

コイツはプラドコの珠玉シリーズ、エクスキャリバーブランドからリップレスクランクに続く爆撃手として市場に放たれました。

エクスキャリバーブランドは、95年に著名プロのシグネイチャーモデルを怒涛の勢いでラインナップするなど、華々しいデビューを飾りましたが、近年はあまり独創性がないルアーを連発wするなど、プラドコらしからぬというか、ちょっと精彩を欠いた感じになってしまいました。

 

 

このスクエアリップシリーズも、やはりどこかで見た事あるようなない様な、なんとも表現しがたいお姿で、いちプラドコファンとしてはちょっと残念なカンジです。

そんな事もあって、のんだくれはこの一連のシリーズには距離を置いておりました。

しかし昨年、アナハイムで開催されたフィッシングショーのプラドコブースで、あのジミー・ヒューストンがこのスクエアリップはスゲーんだぜ!と勧めてきたので、それならばと連れ帰って来たんです。

 

 

大きさは1.5サイズで、他社のスクエアビルと真っ向勝負のノンラトル仕様。

他に2.5サイズのXCS200もラインナップしています。

カタログ上では3インチのサイズもあるようですが、まだ現物を見た事はありません。

 

 

お約束の四角い唇はご覧の通り。

エッジに行くにしたがって薄くなるように処理されたリップで、キレの良いブリブリアクション&障害物に当たると元気よくパン!と跳ねるのも予想通りのパフォーマンスです。

ウェイトが固定されたサイレント仕様ならではの姿勢復元力も申し分なく、安心して使えるクランクベイトに仕上がっています。

釣行中に手持ちのスクエアビルを根掛かりで失くしてしまったので、急場しのぎで釣り場の近くにあるショップで買って投げても、ちゃんとそれなりの働きをしてくれるような安定感、とでも言いましょうか。

 

 

しかーし! 何かが足りない!

ルアーとしては優秀なんですが、飛距離、価格、アクションなど、どのポイントにおいてもソツが無さすぎて、個性が無いというか、投げてみたいと思わせる絶対的な何かが欠けているんです。

そういえばジミー・ヒューストンの説明も、コレめっちゃ釣れるよ程度で、具体性に欠けていたような気がしないでもない。(笑)

でもそれを言い出すと、キリがないんですよね、ルアーって。

のんだくれ自身も、コレで釣った事ないからそう言うのであって、一匹でも釣ってたらまた見方も変わるでしょうから。

 

 

カラー名はセクシーチャートリュースブルーバック・・・ と言いたいところですが、プラドコではこれをフォクシーレディと呼びます。

ちなみに、一般でいうところのセクシーシャッドカラーはプラドコでは全てフォクシーシャッドと呼んでいます。

それがゴーストボディになるとフォクシーファントム、といった具合。

フォクシーとは、性的な魅力を意味するセクシーとはちょっと違って、知的な魅力を表す言葉です。

このあたりにプラドコ側のライバル意識というか、俺たちはチープな色気のストライクキングとは違うんだぜ的な、上から目線が見え隠れしてますよね。

よーするに、おっぱいブルルンのグラビアアイドルとスーツでキメた報道系キャスターの戦いとゆーことです。  ← 無理を承知で締めましたですハイ

 


 

ところで、このルアーのフックセッティングはちょっと面白いんですよ。

一見どこにも変なところはないように思われますが、よーく見てください。 フロントフックだけがヒネリの入ったエクスキャリバー仕様になっているのが分かりますか?

この個体だけがたまたまそうなのかと思いきや、同じタイミングで連れ帰ったものも同じ仕様だったので、これには何か意味があるんでしょうね。

もっと早く気付いて、その理由をジミーに聞けば良かったなー。

 

 

ネームプリントはこの通りハラに納まっています。

が! 以前から何度も書いている通り、のんだくれはこの品番だけの名前が大っ嫌い。

昔、シマノのルアーもロッド表記の様に機能をコード化していましたが、こういうネームを見るとテンションが一気に下がります。

先述の『何かが足りない』っていうのには、こういう部分も含まれるということを声を大にして言いたいっ!

 

 

日本のショップではあんまり見かけませんが、アメリカではウォルマートをはじめとする巨大量販店チェーンに置かれていることもあって、確実に売れているルアーだそうです。

プラドコぐらいの巨人になってしまうと、“先進の”とか“独自の”でビッグヒットを狙うのとは別に、このルアーの様に目立った特徴は無いけれど確実な一塁打を重ねていく販売戦略も必要なんでしょうね。

 

 

コメント
*2012年投稿時にいただいたコメントをそのまま転載しています。

1. いるか November 27, 2012 09:34
いつの間にか復活していらっしゃる!やれ嬉しや…
そしてチャグンスクープみたいなノリ、痛いほどよく分かります(笑)
絶妙なサイズや浮力、サイレント仕様。なるほどソツがなくて面白味がない…
いっそホッパーストッパーのアイデンティティを引っ張ってきてびよよんラトルにすれば、かなり面白い出来になっただろうに。
…となるとネーム入らないから、これも痛し痒しなアイディアだなぁ。

 

2. のんだくれ November 27, 2012 13:55
4か月もサボってたので、久々に書きたい欲が盛り上がってきました。(笑)
最近のプラドコは傘下のメーカーのそれぞれの持ち味も段々薄れてきてしまって名作にすがりついてる感すらありますが、いちファンとしては、プラドコとして結集する前のあの我先感(笑)でブランド対決じゃないですが、競い合って欲しいですよね。

 

3. tei-g November 28, 2012 01:42
スクエアリップはRCという完成形があるだけに色を出すのが難しいですよね。

 

4. のんだくれ November 29, 2012 04:05
tei-gさん
だ、ダメですってば! それ言っちゃ!
あえてRCという文字を入れずに本文書いたのに!(爆)

 

5. 他色々 January 01, 2013 21:09
つい最近買ったXCS100、XCS200のフックは両方とも通常のフックでした。
エラー品なのか仕様変更があったのかそれとも良品だったのか、アメルアは難しいです。

 

6. のんだくれ January 04, 2013 11:39
他色々さん
なんと! ノーマルフックのヤツもあるんですね!
さっすがアメルア。
多分エラーではなく、単純にフックが足りなかったとかでしょう。(笑)
プラドコではありませんが、以前取引のあった某メーカーは、いくつか指定したブランドの中からその時に仕入れられる一番安いのを使うと言ってましたし(笑)

 

7. baku January 26, 2013 15:56
この手のクランクって何も考えずガリガリ巻いてくるだけで良いサイズが釣れる来るから不思議。
8. 他色々 April 29, 2013 01:06
地元のスクエアビル最安値なので結構買ってるんですがやっぱり全部ノーマルフックです。
どうせ顕著な差はないんだろうな~と思ってるんですが、ヒネリフックが気になります