ゴーゲッター II / ギルモア

 

以前はフツーに投げてたのに、市場価格の高騰によりお宝となってしまったルアーは思い切った現場投入が出来なくなるのは良くあることです。

まあ中には20万円近いルアーを岩盤に向けてフツーに投げちゃうヒトもいるんですが😵

しかし同時に、現場投入されないが故にそのルアーの性能が一般に認知されないというケースもチラホラ。

そういう意味ではギルモアのルアーは最右翼なのではないかと。

 

 

ヘビ皮をまとったカパーヘッドジャンパーが有名なギルモアマニュファクチャリングカンパニーのルアーはかなり地味な存在なので、フツーの会話?ではあまり登場しないブランドのひとつです。

ヘビ皮モデル以外は造形が個性的なわけでもなく、塗りもテキトー。 動きだって今のトッププラグと比較したらむしろ物足りないくらいですから。

しかしトップ歴が長くなればなるほど一目置くというか、避けては通れない存在になってくる不思議なブランドなんですよね。

のんだくれがいうのもおこがましいですが、トップウォータープラグの根本というか、基本をしっかり押さえているって事なんでしょうか。

 

 

主に水面系のルアーが中心のギルモアですが、その中でも今回のスモールジャンパーノースピナーは一番と言ってもいいほど地味な存在です。

しかしそんな地味なルアーこそがそのブランドの真の実力を表してくれるので侮れません。

 

 

へドンのベビーザラを少しスリムにして引き伸ばしたような80ミリボディは超シンプルにして超明快。

絶妙な水絡みと軽快さのバランスをもって、水面を縦横無尽に泳ぎます。

スプラッシャー顔負けのツバ吐きを見せる270度テーブルターンに始まり、足の長いスケーティング、水面直下のフラフラ泳ぎ、まるでペンギンが戯れているかのような短いダイブアクションなどなど、その泳ぎは幾多のペンシルベイトを操って来た手錬が やっぱスゴいわ と思わず唸ってしまうほど。

ギルモアのジャンパーシリーズは、ペラ付きの“スピナー”モデルに人気が集中していますが、この動きを見せ付けられると、ジャンパーシリーズのルーツはノースピナーから始まったんじゃないか思うほど秀逸なんです。

 

 

しかしそんなスゲー実力も、このフィニッシュによって誤解されてしまいます。

市場に溢れるプラスチックプラグと比べて明らかに素朴な…、見方を変えればショボいフィニッシュは、見た目で選ぶアングラーにはイマイチ受けが悪く、そのわんだほーなアクションがなかなか理解されないという状況に陥ってしまいました。

そして隆盛を誇ったギルモア王国もあのビルノーマンに助けを求めなければ生きていけないほどになってしまい、ノーマンの御加護から解き放たれてしまった現在では… 😭

しかし真の実力を知るアングラー達がこのルアーのスゴさを賞賛しつづけ、今では半ば神格化?された今のポジションに。

当然市場価格もハネ上がり、ギルモアブランドは実用品からコレクターズアイテムへとステージが変わってしまいました。

その結果、ギルモアのルアーは持ってるけどコワくて使えない⇒ルアーの実力が知られないまま という哀しいルーティーンにハマってしまったんです。

コレクターでもあり実釣派でもあるのんだくれは使わないのが良いとか悪いとかを説くつもりはありませんが、これだけの実力を持ったルアーは少ないだけに、持ってる人は是非とも、是非とも使ってそのポテンシャルにノックアウトされて欲しいなと。

 


 

フックは前後ともロングシャンクのカーブドポイントが付いていますが、これはオリジナルではないような気がします。

まあこっちの方がカッチョいいので構わないんですが。

 

 

いろんなルアーに浮気をしてきたからこそ分かる良さがあるとしたら、このルアーは正にそれ。

どこか女性にも通じるところがありますよね。

 

 

コメント
*投稿時にいただいたコメントをそのまま転載しています

 

1. anq October 06, 2010 15:09
ギルモアのルアーって一個も持ってないんですよ。
そろそろ逝ってもいい年頃になったかな(笑)

 

2. のんだくれ October 06, 2010 16:10
anqさん
いや、まだまだ。
13Aをコンプしてからだね。(笑)

 

3. J October 06, 2010 20:45
ギルモアの塗装って、あんなにショボいのに全然ハゲないやつありますよね。
このルアーは、若かりしころ川崎の中原釣具で買った、売れ残り品の詰め合わせセットの中に入ってたのを今も持ってますわ。
フックはブロンズのロングシャンクのストレートですね。
しかしなんでジャンピンGの入ってるセットを買わなかったのか、当時のオレ(笑)

 

4. 道楽先生 October 06, 2010 20:56
こんばんは
のんだくれさん
コレ
ボディーの形からすると、ゴーゲッターⅡじゃないでしょうか?
(・.・;)間違えていたら、すみません…
スミスの85年のカタログでは、同じ物がゴーゲッターⅡになっています。
コレの、ヘビ革モデルを持って居ますが、やはりロングシャンクのストレートポイントのフックが付いています^^;

 

5. とびっく October 06, 2010 22:56
こんばんは(・∀・)ノ
コレはテールの塗装がちょっと剥げたのを中古屋で捕獲しましたがラメラメじゃなし、腹のリグもサーフェイスリグなんでギルモア物でええんでしょうか?
フックはブロンズのロングシャンク・ストレートポイントです。
動きは色々こなしてくれますが上手い方ならもっとイイ演出をされるんだろうなぁ…

 

6. のんだくれ October 10, 2010 13:35
Jさん
川崎の中原釣り具! 懐かしー!
昔あそこの一階の水槽で何匹かバスかってましたけど、今でもいるんですかね?
津久井相模に通ってた頃、あの水槽はイヤミにしか見えませんでしたが。(爆)

 

7. のんだくれ October 10, 2010 13:38
道楽先生
ゴーゲッターⅡ…  多分そうかもしれません。
というかそうだと思います。
この辺のモデルは結構持ってるんですが、うろ憶えで正直何が何だかよーわからんのですわ。(爆)

 

8. のんだくれ October 10, 2010 13:42
とびっくさん
多分それはギルモア星人で間違いないでしょう。
昔釣り場で会った人が、ギルモアも含めたペンシルベイトをめちゃくちゃ艶めかしく動かしてたのを見た時、
トップウォータープラグの操作にも技量ってのがあるんだなーと素で衝撃を受けました。
自分ではこれでヨシと思ってても上には上がいますからねー。
日々是修行也。