
バスバスタールアーズのビートルと聞いて反応するのは今や死にそうなGGYぐらいしかいないが、向こうでは今でもパンフィッシュ釣りの定番。
硬いツインテールをジグスピナーで投げる古典リグだがウォルマートなどでは今も必ず売ってる。

イマドキのソフトベイトのようにヒラヒラする部分は一切無いが、微振動するテールが効くのかナニゲによく釣れる。
これで釣ったブルーギルを持ち帰って食べるのが米国流なのだが、日本ではブルーギルを食べることはほぼないので、パームサイズ(手のひらサイズ)のギルが釣れるごとに「Looks Delicious(うまそう)」と言う彼らには違和感を感じる。
とはいえ日本人も海魚を釣ったら「煮付けにすると美味いよ」とか言い合ってるので大して変わらんのだが。
これは勝手な想像だが、昔はパンフィッシュ(ブルーギル、クラッピーなどの総称。フライパンにちょうど良いサイズだからそう呼ばれている)を釣るのにコオロギやコガネムシ(Beetle)が使われていて、それらを連想させるためにこのルアーがビートルという名前になったんじゃないかと思ってる。
実際フロリダ南部の田舎にあるリカーショップでは今でも釣りエサ用のコオロギが売られてるのを見かけるし、黒人の親子が道路脇の水路でのべ竿を出して夕食のおかずを釣ってる光景もよく目にする。
今でこそ食に困ることはないだろうが、奴隷として扱われた過去を持つ彼らにとってブルーギルやザリガニを食べることは生きるための手段であり、長きに渡って培われた食文化なんだろうなと。
話は変わるが、米国で釣れる魚で美味いのは何と言ってもウォールアイで、淡白な白身をフライにしてIPAで流し込むとチビりそうになる。
その次はスモールマウス→ブルーギル→ラージマウスといった感じ。
ストライパーも美味いらしいが食べたことはない。
もちろん生息環境にもよるし処理や調理法によっても大きく変わるけど、ウォールアイだけは誰に聞いてもトップなのでおそらくテッパンなんだろうな。


