
日本はもちろん本国でも過去のルアーになりつつあるチューブワーム。
しかし内外を問わず使ってる人はしっかり釣っている。

チューブを主力兵器、というかほぼチューブしか使わない友人トロイもその一人。

数年前、北カリフォルニアにあるレイクシャスタに出た時も、サイズこそ選べないが7.2ftスピニングのみで連発して巻き物を圧倒。
使い方は超シンプル。
岸に向かって投げ、ラインを張るでも緩めるでもないテンションでボトムに沿ってカーブフォールさせるだけ。
ボトムに着いたら2〜3回大きくホップさせて反応がなければ回収。
たったこれだけ。
チューブが得意とするスパイラルフォールは全く使わずにただ落とすだけ。
たったこれだけなのに巻き物で叩いた後のエリアからスポッツもスモールもラージも一網打尽なんじゃないの?ってぐらいに釣りまくった。

あまりの釣れっぷりにアゴを落としたのんだくれに、当のトロイは “I told you (だから言っただろ?)” としたり顔。
チューブは釣れるのにみんな使わないから余計釣れるんだ、と。
もちろん状況によってジグヘッドやテキサスなど使い分けていたが、特別なテクニックなどは一切ナシ。
のんだくれは80年代にチューブが持つ破壊力に打ちのめされた一人だが、この時ほどチューブのセカンドカミングを思い知らされた事はなく、死ぬほど持っているルアーの在庫が虚しく思えたほど。

結局のところ、誰もやってない「かつて一世を風靡したテッパン」が一番釣れるんだろーねという事なんだが、チューブじゃなくてもこの手のオールドスクールなら他にも沢山ある。
しかし日々新商品や新しいテクニックが出てくるルアー業界でこの黄金律を堅持するのは余程の賢者でない限りなかなか難しいのが現実。
こういう話をすると、今と昔とではサカナも環境も違うから… とすぐにネガティブ要素を挙げるヒトがいるが、チューブに限らず昔のテッパンルアーで釣ってる人たちは今の状況にアジャストしてるんですよね。
つまり流行り廃りに流されずに長く使っているので、動きなりタイミングなりその時の状況に合わせた釣り方が自然と出来ているということ。
「1000時間の法則」という考えがある通り、ルアーも使い込めば誰も太刀打ちできないほどのリーサルウェポンになるという事なんだろうなと。
さらにテッパンと言われるルアーには汎用性が高いものが多いのもリーサルウェポンに成り得る要素のひとつ。
「こんな状況のこんな時に効果的!」といった具合に威力を発揮する条件が限定的なイマドキのルアーとは違い、テッパンルアーはあらゆる状況、あらゆるリギング、あらゆるアングラーのスタイルやスキルにも適応できるなど懐が広いのでアップデートされたテクニックにも対応できるのだ。
ゲーリーの4″グラブやフルーク、オリジナルザラスプークやジョインテッドクローが今なお第一線で活躍しているのがその証なのは言うまでもありません。
そんなチューブの良さを思い出させてくれる動画も貼っとくのでいろいろ妄想してくださいな。


