ラッキーストライクのブースでRC STXを手売りする神童リック。
12年ぐらい前、アナハイムのアングラーズマリーンで開催されたバサソン Bassathon でのひとコマ。
リック・クランほどの著名プロが売り出し中のアイドルのように商品を手売りするなんてピンと来ないかもしれないが、世界に名を馳せるトッププロといえどもスポンサー獲得にはこのような地道な営業活動が必須。
実際この時も彼はほとんどすべての時間、ブースに張り付いて商品説明を繰り返していた。
もちろん契約条項次第だが、日本人が考えている以上に米バスプロの世界は地味な仕事が多い。
各地を転戦するトーナメントトレイルの合間にこういった草の根営業が出来て初めてスポンサーがつくのだ。
近年米国トーナメントにおいても日本人の名前を目にするようになった。
メジャーリーグ同様、本場で自身の力を試してみたいと挑戦する若者アングラーも増えた。
しかしそういう人ほどトレイルの現実が見えていない、もしくはなんとかなるでしょ!的に楽観視していることが多いように思う。
もちろんチャレンジすることは人生において貴重な体験となるので否定はしないが、バス釣り「なら」誰にも負けません!と胸を張る人に辟易とすることも。
つまりバスプロは試合で優勝できればオッケーでしょと思ってるフシがあるのだ。
こういう事案を見る度に、我々50代以上のバスアングラーは反省しなきゃならんと痛感する。
90年代のバスフィッシングブームに良くも悪くも名を馳せたおっさんバスアングラー達が調子に乗った結果がこれなんだなと。
「俺は◯◯の契約プロなんだぜ」と壮大な勘違いと尊大な態度の自称プロが大量に発生するなど、日本ではバスプロという立場が確率されていないまま時が過ぎてしまったのは否めない。
バスフィッシングだけではない。
昨今のソルトや管釣り市場を見ると、同じ系統の勘違い”プロ” がうじゃうじゃいる。
しかしこれは釣りだけの話では収まらない。
仕事を通して報酬をもらっている全ての人間がプロなのだ。
プロで居続けることは、プロになるよりも大変だという普遍の事実をリック・クランの姿勢から教えてもらったのでつらつらと書いてみた。