日本では絶滅危惧種となってしまった扁平シャッドは実はトンでもないポテンシャルを秘めているというオハナシ / シャッドクランク

 

国産モノが独自の解釈による進化を遂げたので、今や完全に日陰の存在となってしまった米国産シャッド。

 

米国産シャッドが縦扁平でヒラヒラとフラッタリングしながら泳ぐのに対し、国産シャッドはどちらかといえば小型のダイビングミノーの性格が強いのは皆さん御存知の通り。

 

 

そうなってしまった背景には、一般的にバスフィッシングで良く言われている「シャッド」という淡水種が日本には生息していないのが最大の理由ではありますが、それ以外にもラパラのシャッドラップやラッキークラフトのベビーシャッドがもたらした異常なまでの釣れっぷりがそれまで日本人が持っていたシャッドに対する概念を書き換えたと言っても過言ではないでしょう。

 

もちろんフラットサイドクランクの台頭もあるでしょうが、90年代に米国で巻き起こったフラットサイドクランク戦争が日本にはあまり影響無かった事からもシャッドラップ、ベビシャの存在は大きかったんじゃないかと。

 

 

しかしマイナーな存在にこそなったけれど、扁平ボディを派手にバタつかせて水を撹拌するフラッタリングアクションは不滅。

 

元々ボーマーのスピードシャッドやバグリーのスモールフライでイイ思いをした経験が大きく影響しているのもあるが、扁平シャッドボディにはバスフィッシングが持っている面白さが凝縮されていると信じている。

 

まず何と言ってもその巻き心地。

 

まるでロッドティップのレスポンスをチェックされているかの如く手元にブルブルと伝わってくる派手な振動は巻いていてキモチ良く、これぞクランキング!といった感じ。

 

「ブルブルが途切れたらなんでもいいからアワセろ」という先人の教え通りに使って、フックを外すのが面倒になるほど釣りまくったことも。

 

故・テツ西山氏の名著、ヒット:バスルアーの中でも「バスはヒラヒラ、バタバタと泳ぐものに強く反応する」と著されている通り、日本には米国のバスフィッシングで語られているシャッドという種こそ居ないけれど、そういった動きに反応してしまう何かが本能的に備わっているのかもしれません。

 

そんなシャッドの動きを再現しようと米国では大昔からシャッドシェイプルアーのオンパレード。

 

 

 

一旦バスがシャッドにロックオンすると、それ以外の動きを見せるルアーには見向きもしなくなる事もあって、それはそれはアツい扁平バトルが繰り広げられてきたのです。

 

レイクベリエッサでボートの周り一面シャッドボールに囲まれる中でキャッチしたバス。この日はCCシャッドを激しくジャークしてシャッドの群れ全体をパニクらせ、バスのスイッチを入れるメソッドが大当たりした。CCシャッド以外に反応があったのはデビルスホースやX-Rapプロップの高速ジャークぐらい。

 

しかしそんなウハウハな状況ばかりが扁平シャッドの出番ではありません。

 

そのタフさゆえ修行だの地獄だのと悪名高かった90年代の相模湖でも浮力を殺したコーデルCCシャッドのリッピングに助けられたりと、シビアなコンディションでもその実力をしっかり見せてくれるのも扁平シャッドの魅力。

 

何を投げても無反応だったのに、力の限りリッピングしたCCシャッドに浚渫船の下からデカいのがワラワラと湧いてきて我先にバイトしてきたのを見た時にはチンコ勃ちそうにw

 

それを思うとティムコがフラットペッパーの生産を止めてしまったのはホントに惜しいなと。

 

アレは未だにガチで探してる人たくさん居ますからね。

 

円安による海外製ルアーの高騰や、ネットで見かける「飛ばない」など米国産扁平シャッドにまつわるネガティブな情報は山ほどありますが、国産シャッドでは打破できない状況を突破するパワーを秘めた米国産シャッド。

 

バスフィッシング本来の醍醐味をもう一度見直すという意味でも是非投げて欲しいなぁとGGYは思っとるワケです。

 

 

 

のんだくれ

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