ウェイカー / マンズベイトカンパニー

 

ウェイクベイトという呼び名が存在しなかった頃からキングオブサーフェスクランクの名を独占してきたマンズのワンマイナスですが、各社よりライバルが続々と登場してきたことで、近年その座が脅かされていました。

こりゃイカン! と思ったのかどうかは知りませんが、マンズもウェイキングに特化したクランクベイトを市場投入してきました。

その名もズバリ、ウェイカー。

これ以上ないほどのストレート剛速球なネーミングです。

 

 

そもそもワンマイナスはウェイキング専用クランクとして作られたのではなく、サブサーフェスクランクなので、ウェイキング専用のライバルと比較したら深度も含めて見劣りしちゃうのは当然です。

マンズの事ですから当初はそんな事は気にもしてなかったでしょうがw、こういうモデルを投入してきたということは、王者ワンマイナスのセールスに陰りが出てきたとか、それなりに影響があったという事なんでしょうね。

しかしこのルアーは、そんな切羽詰まった状況wから生み出されたルアーとは思えないほど良く出来ています。

 


 

まず、何といってもサイズが絶妙です。

体長68ミリ、体重実測18gというサイズは、大き過ぎず小さ過ぎず、非常に使いやすいサイズにまとめられており、タックルを選ばないだけでなく、終日投げ続けられます。

今でこそ何とも思わなくなりましたが、一番最初にワンマイナスのオリジナルサイズを見た時にはマジでビビりましたからね。

 

 

そんなジャストライトなボディに装備されているのが、この幅広&ピンコ立ちリップです。

見るからにブリブリ泳ぎそう… という期待通りに、ロールを一切入れない正真正銘のウォブリングで、とにかく大きく暴れるような泳ぎを見せてくれるんです。

それはウェイクベイト好きならば間違いなくフォーリンラブしてしまうであろう、ハデで分かりやすい動きです。

しかも潜行深度が浅い。

 

 

最初はカタログに躍る【1~3インチしか潜らねーぜ!】という謳い文句に、アメルア特有のマユツバっぽいものを感じてましたが、実際に投げてみてビックリ! ホントにその通りでなんです。

スローリトリーブで水面を泳ぐクランクは数多くありますが、ある程度早く引いてもちゃんと水面ポジションをキープしてくれるのは意外と少ないだけに、コイツの能力は貴重です。

 

 

リップが水を受けて前傾姿勢になることで、水の抵抗をそのまま下に流して揚力を得てるんでしょうね。

ワンマイナス兄貴の最大潜行深度が1フィートである事を思うと、潜らないクランクというコンセプトは、マンズとしても譲れないトコだったんだと思います。

 

 

こだわったのは深度だけじゃありません。

マンズの言うところの”テクスチャーボディ”でよりアピール力を高めています。

これだけを見るとどって事のないフィニッシュですが、従来のマンズクランクの表面は総じてツルンとしてましたから、これはこれで大きな進化です。

この手のボディフィニッシュは、昔のマンズを知る者にとってはあまりマンズっぽく感じませんが、これも時代の流れですから仕方ありませんね。

ちなみにボディの中にはガコガコゴトゴトと良く鳴く大玉ラトル2個がそれぞれ個室をもらって収まっており、水面での騒々しさは相当なもの。

ワンマイナス兄貴のジャラジャラ系とウェイカーのゴトゴト系でローテーションするのもイイかもしれませんね。

 


 

フックは赤針を採用しており、ケツ振りを強化するためにテールフックの方が2サイズぐらい小さくなっているのも特徴。

結構使い込んでるのにフックサークルがほとんど付いてないことからも、前傾姿勢で疾走してるのが分かりますね。

ちなみにコイツにはタイドウォーターウェイカーという日本未入荷の従兄がおります。

それはレッドフィッシュを狙うためのモデルで、4Xの超ゴツいフックが装備されている塩水仕様。

日本にはレッドフィッシュはおりませんが、騒々しく水面を泳ぐコイツをあのオサカナがガツンと襲うんですから、妄想しただけでチビりそうになりますよね。

しかしタイドウォーターウェイカーって、直訳したら汽水域ウェイカーですよ、汽水域ウェイカー。

どんだけ直球勝負のネーミングなんだってカンジですよね。

 


 

マンズの水面クランクというと、どうしてもワンマイナスのイメージが先行してしまって、このウェイカーは二度煎じ的な感じすら受けますが、実際には全くのベツモノに仕上がっています。

それだけではなく、泳ぎ、サウンド、使い勝手などなど、それぞれの要素が高次元でまとめられた秀作です。

時々ワゴンの構成員に成り下がってたりしますが、後にベイビーサイズも追加発売されたほどの実力ですから、ウィード枯れ始めの時期の爆撃手として傭兵採用するのもイイかもしれませんね。

 

 

コメント
*投稿時にいただいたコメントをそのまま転載しています

 

 

1. としくん July 07, 2011 22:21
これが、マンズ?
コンバットクランクSSR(爆)
たしかに、普通に引いて全く潜らないクランクって、少ないですね~
私の中で、バジンクランクや魚舞流0が1軍ですが、カラー次第では仲間入り出来そうです。
バドや、アライくんは別ね!

 

2. U-dutch July 07, 2011 23:01
ラパラのDT-FAT1とローテしても面白そうですね。
それぞれプラボディゴトゴト系とバルサボディ音無系だし。

 

3. 彫刻か July 08, 2011 16:19
いいですねコレ。
しかし、ワンマイナス愛用者としてはマンズらしからぬボディフィニッシュに時代に迎合したか・・と思ってしまう。
いけませんよ極東るわーの真似をしては。

 

4. 赤ベロ July 09, 2011 22:20
驚きです!!!
何がってカタログの謳い文句どうりに1~3インチしか潜らない事が驚きです(笑)
やっぱりアメルアは重さと深度はカタログどうりでは寂しいよ~な気がします(爆)

 

 

5. のんだくれ July 10, 2011 07:56
としくん
それは禁句。(笑)
魚舞流0! あれはいいルアーです。
なかなか手に入らないのが難点ですけどね。

6. のんだくれ July 10, 2011 07:57
U-dutch さん
DT-FAT1とローテってどんだけマニアックなんですか!(爆)

 

7. のんだくれ July 10, 2011 07:58
彫刻かさん
極東るわー(笑)  確かに。
でもなんだかんだ言いつつもまだのんだくれはワンマイナスの出動率の方が上回ってますね。

 

8. のんだくれ July 10, 2011 08:00
赤ベロさん
カタログ値と実データが違ってないとダメと思う時点でかなーーりの重症患者。(笑)