ラトリンミノー / フィッシュワールド

 

フロッグマンにはじまり、ハードワーム、リロイブラウンなどなど、バスルアー史上に燦然と輝くB級ルアー達を創生してくれたマンズベイトカンパニーの創設者にして稀代のルアーデザイナー、ウィリアム・トーマス・マン。

マンズ勇退後もあり余るデザインセンスを発信するべく、マンズと同じくアラバマ州ユーファウラにフィッシュワールド社を興し、数々の珍味を発射してくれた事は有名ですね。

今日はそんなフィッシュワールドが出したラトリンミノーをご紹介します。

 

 

ラトル内蔵のミノージグです。

もうそのまんま。

これ以上説明のしようがありません🤣

あ、今ジグミノーと聞いてウッディベルのジミーを思い出した人、見事なまでのオサーンですのでご安心を。

バス用ジグとしては大きめの4インチプラボディに大量のラトルボールを仕込んであります。

フォーリングやジャークでヒラヒラジャラジャラさせるのが正しい使い方だと思うんですが、よりイレギュラーな動きを出すためかボディの両端が中心部分よりも肉厚になってます。

これによりタダ巻きではあっちへヒラヒラこっちへヒラヒラ、フォーリングでもストンと落ちたり水平フォールしたりと挙動が一定ではありません。

シンプルなボディだからこそトムがこだわりたかったトコなんですかね?

 

 

ボディサイドには当時フィッシュワールドがパテントまで取ったフォトプリントが施されています。

確かこのフォトプリントの製法自体にもネーミングがされてたはずですが、その名前は思いっきり忘れました。 スンマセン。

カラーはこのレインボー? の他にマレットやパーチなど数種ありましたが、どれも同じくらいのキモチ悪さなので、あんまり売れなかったんじゃないかと。

ま、マンズ時代と同じくトム親父の自己マンワールドですね。

自己マンと言えば、フィッシュワールド Inc,の会社そのものがトムの自己マンを具現化したものでした。

元々フィッシュワールドはルアーメイキング自体をメインテーマにしたアミューズメントパーク建設を目指して設立された会社で、ルアーマニュファクチャリングと並行してアミューズメントプロジェクトも進められていました。

ユーファウラ在住の友人曰く、フィッシュワールドには一般の人がルアー製造を見学するだけでなく体験するアトラクションなどもあったようです。

日本でいうところの工場見学ツアー的なものですかね。

しかしいつの頃からかイベント的な事をしなくなったと言っていたので、トムが描いた夢は志半ばで潰えてしまったのかもしれません。

まあアミューズメントパーク実現は出来なかったかもしれませんが、書籍出版やトムがホストを務めるアウトドアTV番組などは大成功でしたから我々の目から見たらそれで十分ですよね😁

余談ですがトムはネイティブインディアンの血を引いており、トム自身もチェロキーの末裔である事を誇りに思っていました。

伝説のインディアン・ジェロニモの肖像をマンズのロゴに使用したのは、彼のルーツに対する誇りでもあるのです。

 

 

話をラトリンミノーに戻しましょう😁

パテント取るほど気合いが入ったフィニッシュなのに、なぜかアイだけは激ショボのシール。

さらに目の位置も限りなくレンギョちっくな間抜けフェイス。

このハズシ技にはヤラれました。

 

 

武器はショートシャンクのラウンドベンド。

この3Dシリーズには他にもクランクやミノーなどがラインナップしていますが、全てこのフックを採用してたので、これがフィッシュワールドの公式採用フックなんでしょうね。

 

 

トムマンとくればお約束のサインを忘れちゃイケマセン。

ここでもトムの名前がしっかり確認出来ます。

しかしフォトプリントの解像度の問題なのか、従来のサイン入りルアーに比べて限りなく低い存在感。

というかナチュラルプリントだからあえてプリントに溶け込むようにしてるんでしょうか。

そういう事にしておきましょう、この場では😁😁😁

 

 

フィッシュワールド時代のトム親父はあっちこっちに自分の名前を貸してたらしく、晩年は《 トムマンプロデュースの△□×… 》なんてルアーがあふれかえってました。

中にはどう見てもトムが設計したとは思えないブツも沢山あって、ワケ分からん状態に。

でもルアーマニュファクチャリングに一生を捧げた男ですから、自分の名前でいろんなルアーが市場に出る事を喜んでたんじゃないかと思っちゃいますね。

 

 

コメント
*投稿時にいただいたコメントをそのまま転載しています

 

1. コカスキ March 28, 2010 02:24
ジミー思い出した老人です。
本などでよくメタルジグで冬場なんて話しききますが。
私のまわりでメタルジグでバス狙っていた人少なかったですね。
今回のはバーチカルより横移動的なジグですね。
レインボー柄のレン魚って感じです。

2. tei-g March 28, 2010 08:28
私もジミーを思い出してしまった一人です。おっさんですか・・・若いつもりでしたが。
ボイル狙い打ちとかにもよさげですね。ジミーは同一ボディーのウエイト違いがありましたが、こいつのバリエーションはどうなんでしょうか。

3. U-dutch March 28, 2010 13:15
ジミーを思い出しました輩がまた一人。
…あらま、立派なオサーン確定ですか(´・ω・`)ショボーン
てっきりタダのリアルプリントのスプーンかと思って、
当時はスルーしてました。。。
そういえば、時々行くあの店の店頭にあったような…。
今度買い物がてら確認して来ます(・ω・)b

4. 80’s Bassing March 28, 2010 16:11
この微妙なプリントには萌えますな♪
ジミーを思ひ出す。。
ここに来られる方は大概そうでしょう(爆)

5. かうたん March 28, 2010 19:09
フィッシュワールドってトム親父の会社だったんですか。たまたまルアーデザインしてただけだと思ってました…。
ポゴブランドとか確かフィッシュワールドでしたよね。こんなのも有ったのが…。
トム親父作品って一体どんなけ有るんでしょう…

6. とびっく March 28, 2010 19:19
5このなんとも言えないプリントがイイっすね。
同じプリントのクランクとリップレスクランクを中古屋で買いましたけどドコのだ?って思ってました
ハァなんかスッキリ(笑)

7. tsuru mann March 29, 2010 14:33
このカラーぐっときちゃいます。
でもこのナチュラルプリントみちゃうと買えなかったおじさんのキーホルダー思いだして泣きそうです(泣)

8. のんだくれ March 31, 2010 01:17
コカスキさん
確かに横移動のジグですね。
ジャークメインで使うって感じです。

9. のんだくれ March 31, 2010 01:19
tei-gさん
コイツのバリエは正直よくわからんのですわ。
これよりも小さいのがあるという話は聞いた事あるんですが、未だ確認できず…。
トム親父は沢山謎を残してくれましたから一生かけて謎解きをしなきゃならんですわ。(笑)

10. のんだくれ March 31, 2010 01:20
80’sさん
当時ジミーがいかにインパクトがあったのかって事の裏返しですよね。

11. のんだくれ March 31, 2010 01:22
かうたん
トムマンは晩年、フィッシュワールドと並行してトムマンアウトドアーズという会社も作ってます。
正確に言うと個人事業みたいなものでしたけど。

12. のんだくれ March 31, 2010 01:24
とびっくさん
スッキリのお手伝いができて良かったです。(笑)
あのクランク、一時期中古屋にあふれかえってましたが、最近はレッドアラート物なので見かけたら是非。
トムの遺産ですよ。(笑)

13. のんだくれ March 31, 2010 01:26
tsuru mannさん
あのキーホルダー、あれからまだ大捜索してますので、見つけたらまた出しますねー。(笑)

14. テツ April 01, 2010 00:34
のんだくれさん、再スタートおめでとうございます。

>確かこのフォトプリントの製法自体にも
>ネーミングがされてたはずですが、
>その名前は思いっきり忘れました。

手持ちのフィッシュワールド物には、
「3-D Photo Fish」 とあります。これの事でしょうか?
生きた魚をフルカラーで写真に撮って、
ルアーにプリント(その魚はリリース)、
ってな説明が書いてあります。

リアルにしたかったんでしょうが、
このキモチ悪さはフレンジーと双璧ですね(笑)

15. のんだくれ April 02, 2010 00:27
テツさん
おお! それですわ!  確か3Dフォトフィニッシュです。
おっしゃる通りフレンジーのプリントとエエ勝負ですね。(笑)