ほぼワンマイナスのコピーだけど意外と良く出来てる欧州からの刺客 ファットバイト Fatbite P047 / ウェスティンフィッシング Westin-Fishing

クランクベイトシャローダイバーハードベイト

のんだくれは仕事柄もあって海外マイナールアーに過敏に反応してしまいます。

ぶっちゃけそれらのほとんどは日本市場には合わない物ばかりですが、中にはおおっ!と思うものもチラホラ。

今日紹介するファットバイトもそんなマイナーチームの一員です。



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ファットバイトとは

ファットバイトはデンマークに拠点を置くウェスティンフィッシング Westin-Fishing が2019年にリリースしたシャロークランクベイト。

パーチをメインターゲットにして登場しました。

この外観を見て既にお気づきの方もいると思いますが、実はコレ、マンズのワンマイナスのフォロワーです。

 

スーパーシャロークランクの開祖にして未だオンリーワンの実力者 ワンマイナス 1 Minus / マンズベイトカンパニー Mann's Bait Co.
どのルアーカテゴリーにも言えることですが、最初に原型となるモデルを発売してその実力が広まると、そのルアーはカテゴリーの開祖として長きに渡って語り継がれることになります。 ペンシルベイトの開祖はザラゴッサだったり、ブレーデッドス...

 

実はワンマイナスは欧州圏ではストレッチワンマイナスと並んで非常にポピュラーなルアーで、欧州マーケット向けのオリジナルカラーが販売されているほどの人気者。

マンズは欧州ではゼブコ/クォンタムブランドとしての展開ですが、本国では既に販売が終わっているスーパーストレッチワンマイナスが未だ販売されているなど根強い支持を誇っています。

 

そんなワンマイナス人気のあやかろうとウェスティンが放ったのがファットバイトなのです。

 

ファットバイトのサイズ・重さ

ファットバイトは全長80ミリ、自重24gのヘビー級クランクベイト。

これ以外に50ミリの弟サイズもラインナップしていることからも、ワンマイナスとベビーワンマイナスに真っ向勝負を挑んでいるのは明らかです。

 

ファットバイトの特徴

ストレッチワンマイナス的要素も取り入れたイヤらしいフォルム

マンズ・ワンマイナスとウェスティン・ファットバイト

ファットバイトはワンマイナスよりも細身のボディシェイプが特徴。

単にワンマイナスと同じサイズに揃えただけではなく、ボディをスリム化する事でストレッチワンマイナス的な要素も盛り込んでくるところにウェスティンの狡猾さというかイヤらしさが見え隠れしていますね😁

 

エッジを落としたラウンドシェイプリップ

リップはもちろんあのラウンドシェイプリップを採用。

前面をラウンド形状にしてエッジを落とすことでワンマイナス特有のヌメヌメした動きを再現しています。

ここまで見事にパクってるとむしろ清々しさすら感じますねw

 

怒涛のラトルサウンド

しかしラトルサウンドはパチモンではありません。

ファットバイトはとにかくラトル音がうるさいのです。

そのサウンドを一言で表すならマルチサウンドのマラカス。

複数種のラトルボールの協奏により、低音ゴトゴト共鳴ジキジキ高音シャラシャラがけたたましく鳴り響く、まさにラトルベイト。

のんだくれはラウドラトルが大好物なので世界中からありとあらゆるラトルベイトを取り寄せてますが、おそらくこのサイズでこれだけの音量を発するルアーは他に無いと言ってもいいでしょう。

メーカーもこのサウンドには相当な自信があるらしく、”ウルトラソニックラトルサウンド” と謳ってプロモーションするなどなかなかの力の入れようなのです。

 

エイリアンちっくな顔にも注目

特徴といえばこの顔もそのひとつになるかもしれませんね。

根魚的な不細工さがイイ感じを出しています。

のんだくれはこの顔を見た時に映画メンインブラックに出てくるジャイアントフィッシュエイリアンを思い出しましたがw

 

ファットバイトのアクション

気になるアクションはやはりワンマイナスを倣ったヌメヌメ系のローリングアクション。

ラウンドリップ特有のアクションの立ち上がりの悪さはあるものの、助走距離30センチほどで大きくボディを揺さぶり始めるのでストレスを感じるほどではありません。

そして一度泳ぎ始めればトルクのある大きめのアクションで、スローから超ファーストまで安定して水を攪拌してくれます。

泳ぎの特性としてはワンマイナスよりもシックスセンスのムーブメントに近いものがあります。

 

見た目からは想像できないパフォーマンス ムーブメント80X Movement 80X / シックスセンスルアーズ 6th Sense Lures
あまり馴染みのないブランドのルアーを買う時っていろいろ考えちゃいますよね。 ネットにレビューがあったり誰かのオススメがあればまだしも、まったく情報がない未知のルアーに手を出す時は、清水の舞台とは言わないまでも跳び箱の最...

 

ただしイマドキのキビキビ系シャロークランクとは異質の泳ぎなので、キレのある近年のシャロークランクに慣れてしまった目にはもっさりとした印象に映るかもしれません。

キレのあるブリブリ泳ぎと艶かしいヌメヌメ泳ぎではどちらが良いかはアングラー次第ですが、発売から34年経っても未だGo-To(必携)ベイトと名高いワンマイナスの泳ぎは無視できないものなので、これはこれでアリかと。

ちなみに潜行深度はカタログ値で80センチ程度となっていますが、これは1フィートしか潜らない事を謳っているワンマイナスとの差別化を図った結果でしょうね。

でもどう見積もっても80センチには到達していないと思いますが。

 

欧州系カラーしかないのが残念

しかしカラーについては残念な事も。

元々が欧州系ブランドのため、欧州プレデター向けのカラーしかないのです。

米国マーケットにも進出しているのにバス向けカラーがないのはいかがなものかと。

ちなみに画像のカラーは欧州では超ポピュラーなローチ Roachパターン。

ローチは日本の真鮒に似たコイ科の魚でヒレがオレンジ色をしているのが特徴です。

でもこのカラー名はローチではなく、ミーンマシーン Mean Machine (無敵の、最強の意)になっており、色よりもカラー名にこだわるのんだくれは速攻でバイトしてしまいました😁

でもミーンマシーンってスラングでチンコの意味もあるんですよね。

先端が金色のチンコってちょっとコワい気もしますが😂

 

フックは ”日本風”

フックは前後とも太軸の#2サイズを採用。

パーチにはややオーバースペックですが、パーチの生息域には大型パイクも潜んでいることからこのチョイスになっています。

しかし笑っちゃったのはこのフックの謳い文句。

フックは明らかに中国製ですが、カタログなどでは ”Japanese Style Hooks” として日本テイストを匂わせているのです。

これはのんだくれの勝手な想像ですが、オランダを拠点とするスプロががまかつフックを採用していることに対するささやかな対抗ではないかとw

海外では日本製品は優秀だというイメージが未だに残っているので、こういう表現を使いたがるんですよね。

しかし ”日本風” なんてのはまだ序の口。

ポーランドにはミカドというそのものズバリなタックルカンパニーも存在するんですからw

天皇ですよ、天皇。

天皇の名を冠したタックルなんて日本じゃ畏れ多くて使えませんってば😂

 

ファットバイトのネーム

 

ネームプリントは欧州のスタンダードに則り、ルアーのスペックまで表記するゴージャス仕様。

まあこれはこれでオッケーなんですが、肝心のファットバイトの表記がどこにも無いんですよね。

これぞまさしく画龍点睛を欠く。

いつかショーとかでウェスティンの社長に会う機会があったら、ネームが無いと日本では売れないよとウソ情報を吹き込んでやろうと思ってますが😂

 

ファットバイトはどこで買える?

そんな限りなくワンマイナスに近いファットバイトですが、さすがに日本では売ってません。

なので欧州のウェブストアで探して購入するのが唯一の入手方法。

ちなみにのんだくれはポーランドの業者から取り寄せました。

一時期UKアマゾンで見かけた事もありましたが、今はどうなんでしょうか。

 

おわりに

海外のマイナールアーはレビューなどがほとんどないため、購入するのはなかなかのギャンブルになりがち。

先述の通り、半分以上は日本のフィールドに合わないと自覚しておくべき。

それゆえ余程のことがない限りはあまりおすすめしませんが、その中でもこのファットバイトは安心して勧められる数少ないルアーです。

ただし ”ワンマイナスLOVEなアングラーにとっては” という注釈が付きますが。

でも例え自己マンであっても、誰も使ってないルアーでひとり爆釣する快感って何物にも替え難いものがあるんですよね。

日本では使いにくいルアーばっかり引きまくって、あ”ーっ!てなっても、たまにイケるのに当たるとそれだけでテンションMAXになっちゃいます😁

 

”ルアーは何で釣ったんですか?”

”ウェスティンのファットバイトで”

”ふ、ファット…  何???”  と怪訝な顔をされたい方はぜひ。

 



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ルアー千一夜
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